|
■『戦旗』1660号(6月20日号)3面 夏期一時金カンパを呼びかけます 共産主義者同盟(統一委員会) 共産同(統一委員会)より、共に闘う労働者階級人民、『戦旗』読者の皆さんに、夏期一時金カンパを呼びかけます。 昨年末に自民党国会議員による「政治資金パーティー」=組織的裏金づくりが発覚して以降、日帝―岸田政権の支持率は下落し続けています。岸田は、「政治改革」「経済再生」「減税」などを前面に押し出していますが、そのどれもが「見かけ倒し」のポーズにしか過ぎません。 日本の労働者階級人民は、三〇年以上にわたる新自由主義グローバリゼーションの下で実質賃金の下落を強いられ続けてきました。さらに、ウクライナ侵略戦争やコロナ禍、円安による物価高騰、増税や社会保険料上昇などが追い打ちをかけ、人民の困窮はさらに深刻化しています。岸田は一部上層労働者の賃金上昇を、自らの成果のように喧伝しています、しかし、さらなる生活困窮化の只中にある圧倒的多数の労働者階級人民の実感とはかけ離れており、岸田政権に対する人民の怒りが充満しています。 この怒りを岸田右翼反動政権打倒の全人民的政治闘争として全面的に解き放つ闘いが今こそ求められています。 議会主義野党は、自民党国会議員による組織的裏金作りこそ追及してはいるものの、その一方で、岸田政権が現在推し進める戦争体制づくりに対する闘いには取り組んでいません。それどころか、最大野党の立憲民主党は、経済安保版の秘密保護法である「経済安保情報保護法案」に賛成しており、その反動的ブルジョア政党としての本性を露わにしているのです。 日帝―岸田政権は、一昨年末に閣議決定した安保三文書=「防衛力の抜本的強化」の下で、先制攻撃戦略、軍事費倍増など、段階を画する戦争国家化の道に突き進んでいます。沖縄・琉球弧の島々への自衛隊基地の相次ぐ建設や、陸海空の各自衛隊を一元的に指揮する常設の「統合作戦司令部」を設置するための「改悪自衛隊法」の成立強行、国に自治体への指示権を与える地方自治法の改悪などを強行しています。さらには、米帝―バイデン政権と一体となって「台湾有事」=中国の軍事的脅威を煽り立て、それを口実に中国への軍事的包囲網形成を推し進め、日米比首脳会談など、東アジアにおける集団安保体制(東アジア版NATO)形成を進めています。さらには、武器輸出国家への転換を閣議決定のみによって強行しました。 これらの大軍拡、戦争国家体制づくりを絶対に許してはなりません。二度とアジア諸国への侵略戦争をさせない闘いは、日本の労働者階級人民にとっての責務です。戦争への道を突き進む日帝―岸田政権を労働者階級人民の実力をもって打倒しましょう。 私たちはこの間、国際反戦闘争として、全世界で闘う労働者階級人民とともに、ウクライナ侵略戦争の即時停戦とシオニスト・イスラエルによるガザ大虐殺弾劾、イスラエルの即時撤退を訴えて闘い抜いてきました。また、全国各地で日帝―岸田政権による戦争国家化と改憲攻撃に対する街頭政治行動に取り組んできました。とりわけ、「防衛力の抜本的強化」への転換の下で進行する、沖縄・琉球弧での日米軍事基地建設反対(辺野古、宮古、石垣など)をはじめ、佐賀オスプレイ配備反対、大分敷戸ミサイル弾薬庫反対、築城基地強化反対、岩国基地強化反対、京丹後Xバンドレーダー基地反対、京都祝園弾薬庫建設阻止、厚木・横田基地オスプレイ配備反対など、全国各地で軍事基地新増設・強化に反対する闘いを、現地で粘り強く反対闘争を続ける住民と結合し、支援・連帯運動を推進してきました。 岸田政権による原発回帰路線への転換と対決し、全原発の廃炉を要求し、老朽原発再稼働阻止の闘いに取り組んできました。また、昨年夏に福島県漁連との約束を反故にして強行された、福島第一原発事故の放射能汚染水海洋放出を弾劾し、停止を求めて闘っています。 昨年二月、私たちは三里塚芝山連合空港反対同盟農民の市東孝雄さんの農地への強制執行に対し、反対同盟、支援の仲間と共に実力抵抗闘争を闘い抜きました。これを口実とした事後弾圧に対して、不当逮捕された同志は、警察権力による転向強要攻撃を跳ね返し、二三日間の完全黙秘・非転向闘争を貫徹し、戦線へと復帰して再先頭で闘っています。日本反帝戦線三里塚現闘団を先頭に、反対同盟農民の営農を支えていきます。市東さんの南台農地を守り抜き、成田空港機能強化―拡張工事阻止を闘っていきます。反対同盟とともに、三里塚空港の廃港まで闘います。 私たちは、階級的労働運動、青年・学生運動の再生復権に取り組み、被抑圧人民・被差別大衆の解放闘争を闘い続けていきます。戦争体制づくりと一体に進む治安弾圧強化の攻撃と対決し、非公然・非合法の党建設を断固として推し進めていきます。ブントの一貫した党派性であるプロレタリア国際主義の旗を堅持して、新たなインターナショナル創設にむけて奮闘していきます。 これらの活動を進めていくためには多くの資金が必要です。共産同(統一委)より夏期一時金の圧倒的なカンパを呼びかけます。 【カンパ送り先】 書留 東京都足立区綾瀬7―2―11(戦旗社) 郵便振替 00180―4―176133(戦旗社) |
Copyright (C) 2006, Japan Communist League, All Rights Reserved.