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■7・22 沖縄 「人間の鎖大行動」 埋め立て阻止のゲート封鎖をかちとる 七月二十二日「辺野古・大浦湾の埋め立てを止めよう! 人間の鎖大行動」が名護市辺野古のキャンプ・シュワブ前で開かれた。主催は、基地の県内移設に反対する県民会議である。容赦なく照り付ける真夏日の下、夏休み最初の土曜日で家族連れも多く見られ、行動開始前の二時間以上前から各地の島ぐるみ会議のチャーターバスが続々と到着し、初めての人間の鎖行動は二千名を超える人々の大結集で大成功をかちとった。南は辺野古入口バス停から北は第三ゲートまでの約一・二キロメートル、キャンプ・シュワブのフェンス沿いは参加者の手と手ががっちりと結ばれ、アクション中三つのゲートは完全に封鎖され、辺野古新基地建設阻止を改めて決意した。 大行動は、歌声で幕開けし、安次富浩ヘリ基地反対協共同代表の開会宣言で開始された。第一アクションとして合図に合わせて色とりどりのエコ風船千個が空へ放たれた。第二回目は、ウェーブ、第三アクションでは、「NO BASE HENOKO」のメッセージボードを掲げ、辺野古新基地反対、埋め立て反対の強い意志を示した。 三回のアクションの合間に稲嶺進名護市長、照屋寛徳・赤嶺政賢・玉城デニー衆議院議員、伊波洋一参議院議員の激励挨拶をうけた。稲嶺市長は、「県民の思いを踏みにじる日米両政府を断じて許さない。翁長知事を支え、こらからも公約実現に向けて辺野古の海にも陸にも新しい基地は造らせない。要求貫徹まで頑張る」と不退転の決意を示した。さらに真喜志好一沖縄平和市民連絡会代表世話人、大城悟沖縄平和運動センター事務局長の決意表明を受け、仲村司沖縄統一連代表のガンバロー三唱でこの日の日程を閉じた。 土曜日のこの日は朝から作業ゲート前での座り込み行動も展開され、終日にわたり作業車の搬入を阻止した。こうした市民らの粘り強い抗議行動に敵対心を露わにする「県」警機動隊は、集会中突如として乱入し、日除けのパラソルや横断幕を暴力的に撤去したのだ。一方でここ数日間、見せしめの不当逮捕も連続して強行した。炎天下の攻防戦が続くが、辺野古新基地阻止をめざす人民大衆は陸続として総決起をかちとっている。翁長知事は七月二十四日にも「工事差し止め訴訟・仮処分申請」を提訴する。現地闘争の爆発で辺野古決戦に勝利しよう。 |
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