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■6・10 東京 辺野古埋立て・共謀罪NO! 一万八千人が国会大包囲 六月十日午後、国会周辺で「止めよう! 辺野古埋立て 共謀罪法案は廃案に! 6・10国会大包囲」が取り組まれた。この集会は基地の県内移設に反対する県民会議、「止めよう! 辺野古埋立て」国会包囲実行委員会、「戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会」の三団体が共催し、「共謀罪NO! 実行委員会」が協賛した。 安倍政権が護岸工事に着手し大浦湾への砕石投下を続けて一ヵ月近くが経過する中で、座り込みに対して警察は不当拘束・逮捕を繰り返している。今こそ違法工事を止めさせるたたかいの強化が必要な時だ。また、安倍政権は共謀罪法案を衆院で強行採決し、参院でも採決を強行しようとしている緊迫した情勢の中で、沖縄とともに、全国でも日帝―安倍政権を追いつめる大規模な結集が求められていた。 今回はエリアを四ヵ所に分け、各エリアのステージごとでリレートークがおこなわれた。すべてのエリアで発言したオール沖縄会議・共同代表の稲嶺進・名護市長は、「キャンプ・シュワブのゲート前では共謀罪の先取りといえる弾圧が起きている。共謀罪を廃案にし、辺野古の埋立てはすぐやめろ。勝つまであきらめない」と述べ、これに対し参加者からは大きな拍手が沸き起こった。同じく、ヘリ基地反対協議会・共同代表の安次富浩さんは、「全国で辺野古新基地建設反対、共謀罪廃案、戦争法や原発をやめさせるなど大同団結して安倍政権を倒そう」と鼓舞した。 主催団体・共催団体として沖縄の県民会議からは、中村司・共同代表、大城悟・事務局長が発言をおこなった。その他にも、今後攻防が煮詰まってくる全国各地から、辺野古への土砂搬出に反対する団体はじめ、学者・文化人、国会議員等々が次つぎと発言した。さらにエリア別では辺野古現地への派遣に取り組んでいる労働組合、MXテレビのデマ放送への抗議、機動隊の沖縄派遣に対する住民訴訟、そして沖縄と地域を結んで運動している団体の発言が特徴的であった。 共謀罪は、日帝・国家権力の体制を脅かすものを弾圧するためにあり、高江ヘリパッド建設や辺野古新基地建設を阻止するたたかいをはじめ、沖縄の反基地闘争にこそ、狙いは定められている。 共謀罪法案は権力むきだしに強行成立させられたが、今回の集会内容は、そのもくろみを明確にさせ、辺野古新基地建設を沖縄とともに全国で阻止する内容を突き出すこととなった。 辺野古新基地建設を阻止するたたかいを、沖縄のたたかいと結合して全国で推し進めよう。反戦反基地闘争の大衆的実力闘争を推進し共謀罪を粉砕しよう! |
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