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■5月19日 東京 共謀罪法案委員会採決弾劾! 九千名超が国会前抗議 五月十九日午後一時、衆院法務委員会において、多くの人民の反対の声を無視して、自民、公明、維新により共謀罪法案採決が強行された。 国会周辺では、連日、午前中から共謀罪廃案を求める集会や座り込み行動が行われている。 当日は午後六時三十分より、国会前において「共謀罪NO! 実行委員会」と「戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会」「安全保障関連法に反対する学者の会」共催の、共謀罪法案法務委員会強行採決に抗議する集会が開催された。 国会前には仕事を終えた労働者階級人民が、強行採決への怒りに燃えて続々と結集してくる。午後七時の時点で、集会司会者より、本行動への参加者が九千名を超えたと報告された。 集会では、野党各党の国会議員、「共謀罪NO! 実行委員会」、一橋大学教員の葛野 尋之(くずの ひろゆき)さん(刑事法研究者)、参議院会派「沖縄の風」の糸数慶子さん、アムネスティ・インターナショナル日本の代表などが、それぞれの立場から、採決強行を弾劾し、共謀罪を廃案にするまでたたかうという決意を語った。 「止めよう! 辺野古埋立て国会包囲実行委員会」の野平さんは、「戦争をする国づくりに反対する市民運動、労働運動を弾圧し萎縮させようとするのが共謀罪法案だ。山城博治さんらへの不当な長期勾留は共謀罪の先取りだ。戦争法―辺野古新基地建設―共謀罪を一体のものとしてとらえ、抗議の声をあげよう。日本政府は私たちがあきらめないことを一番恐れている。決して屈しない、勝つまであきらめない沖縄のたたかいに連帯して、私たちもがんばろう」と語った。その他にもカンパアピールや、参加者全体でのシュプレヒコールの唱和などが合間に行なわれた。 その後「共謀罪NO! 実行委員会」から、今後の行動予定が提起され、連日の国会前座り込み抗議行動や集会への大結集などが呼びかけられた。 最後に参加者全体で「共謀罪は今すぐ廃案!」「強行採決徹底糾弾!」「治安維持法復活反対!」などのシュプレヒコールをあげ、本集会は締めくくられた。 われわれは、「テロ対策」を名目とした現代版治安維持法=共謀罪の成立を阻止するため、全力でたたかいぬいていかなければならない。共謀罪成立阻止の決戦を、戦争法成立阻止闘争を上回る全人民的政治闘争として発展されるために全国で奮闘しよう。大衆的直接行動でたたかおう。森友学園疑獄にひきつづき、加計学園疑獄事件が発覚し、危機を深める安倍政権を、日本会議もろとも一刻も早くうち倒そう! |
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