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■4月19日 東京 辺野古埋立て強行を絶対に許さない! 日比谷野音に3500が結集 四月十九日午後六時三十分より日比谷野外音楽堂で、「辺野古の海の埋立て工事強行を許さない! 4・19大集会――沖縄と全国の力を一つにして辺野古新基地建設を阻止しよう! ――戦争法は廃止! 共謀罪の新設反対! ――」と銘打った集会とデモが取り組まれ、三千五百名が参加した。 主催は基地の県内移設に反対する県民会議(県民会議)、「止めよう! 辺野古埋立て」国会包囲実行委員会(国会包囲実)、戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会(総がかり実)の三団体。 六時の開場とともに、結集した労働者人民によって会場はまたたく間に埋めつくされた。会場に入りきれない参加者は外へとあふれた。 開会前のオープニングアクションとして三線と島唄の演奏が行われた。 はじめに主催者代表あいさつに立った国会包囲実の野平さんは「辺野古・高江での抗議行動を指導してきた山城博治氏らへの不当な長期拘留は共謀罪の先取りだ。戦争法、辺野古新基地建設、共謀罪を一体のものとしてとらえ抗議の声をあげよう。日本政府は近日中にも護岸工事を強行する方針だ。工事に入れば初めての辺野古の海への土砂投入だ。日本政府が一番望んでいるのは私たちがあきらめることだ。決して屈しない沖縄のたたかいに連帯して私たちもともにがんばろう」と語った。 つづいて、沖縄からの訴えとして、県民会議代表の山城博治さんが登壇すると、会場は怒涛のような歓声と拍手に包まれた。山城さんは「私たちに対する弾圧は、翁長知事中心に、真っ向から政府にNOを言い続ける県民に対する弾圧だ。同時に共謀罪の先取り弾圧でもあった。私たち沖縄は弾圧に決して屈することなくたたかいぬく。私たちの力で政治を変えていこう」と語った。そして辺野古や高江のたたかいで歌われている「今こそたちあがろう」を山城さんの先導の下全体で合唱した。 さらに主催団体からのカンパアピールや、立憲野党からのあいさつが行われ、民進党、共産党、自由党、社民党、沖縄の風の各代表がそれぞれ発言した。 また、沖縄への機動隊派遣に対する住民監査請求―住民訴訟を取り組むグループや、埋め立て用の土砂搬出問題に取り組むグループ、さらには「共謀罪NO! 実行委員会」から、活動報告や行動への参加の呼びかけが行われた。 司会から「私たち一人一人が山城博治になろう。辺野古新基地建設と共謀罪を一つのものとして阻止しよう」とまとめの発言が行われ、「辺野古新基地NO!」のプラカードを参加者全員で掲げながら、「基地はいらない 辺野古にいらない」「機動隊は弾圧やめろ」「裁判官も弾圧やめろ」「共謀罪の新設反対」などのコールを唱和した。 最後に山城さんの先導で「沖縄を返せ」を参加者全員で合唱した後、銀座を通り東京駅方面へ向けたデモに元気に出発した。 警視庁機動隊は、不当にもデモ隊を数百名単位で細切れにする規制を行ったが、これに抗議しつつ、デモ参加者は辺野古新基地建設阻止の声を街頭であげていった。 |
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