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■3月25日 東京 戦争挑発やめろ! AWCが米大使館抗議行動 アジア共同行動(AWC)日本連絡会議は三月二十五日、アメリカ大使館抗議行動を行った。この行動は三月一日から始まり、四月三十日まで実施される米韓合同軍事演習「キー・リゾルブ」「フォール・イーグル」を弾劾し、その中止を求めるものとして取り組まれた。 今回の演習には原子力空母のロナルド・レーガン(横須賀基地所属)とカール・ビンソン、岩国基地に新たに配備されたステルス戦闘機F35B、長距離戦略爆撃機B52、超音速戦略爆撃機B1Bランサー、ステルス爆撃機B2スピリット、ステルス戦闘機F22などが参加している。その狙いは、朝鮮民主主義人民共和国に対する先制攻撃と政権打倒だ。共和国が大量破壊兵器を使用する「兆し」を示した時点で共和国の基地を破壊するという、侵略戦争演習そのものである。また、今回の合同軍事演習では韓国・星州に配備がもくろまれるサード(終末高高度ミサイル防衛)システムの運用手続き演習も実施されている。 道路を隔ててアメリカ大使館の正面に陣取ったAWC日本連の仲間たちは、警察の規制をはねのけ、朝鮮半島での戦争危機を高めるこの合同軍事演習に対する弾劾行動を貫徹した。抗議行動の参加者たちはまた、戦争法体制の下で朝鮮半島への戦時派兵をも想定して米国との共同作戦体制を強めている日本政府を弾劾し、日米韓三国軍事同盟の形成を許さずたたかう決意を確認した。 読み上げられた弾劾声明は、合同軍事演習の即時中止、韓国へのサード配備の撤回、日米韓政府による共和国敵視政策の撤回と日朝・米朝国交正常化、日韓軍事情報包括保護協定の破棄、朝鮮戦争の停戦協定の平和協定への転換などを要求している。 トランプ政権の発足は、朝鮮半島および東アジアの情勢に極度の緊迫をもたらしている。安倍政権は排外主義を煽りつつ、トランプ政権に追随して日米軍事同盟体制のさらなる強化をおし進めようとしている。我々は朝鮮半島・東アジアの民衆と連帯し、排外主義に抗して、日米帝国主義による侵略戦争策動と断固として対決していかねばならない。 |
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