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     3月19日 福岡

    安倍の暴走を止めろ!

   
  博多で4000名が声をあげる
     

  

 三月十九日福岡市博多区冷泉公園で、「アベ政治を許さない in 福岡県集会」(主催は同集会福岡実行委員会)が開催された。福岡市や北九州市、久留米市など県内各地から平和団体や反原発団体、労働団体など四千人の労働者人民が結集した。
 ゲスト・スピーカの沖縄選出参議院議員伊波洋一さんは、沖縄の現状と課題について訴えた。集会後は冷泉公園から中央区天神・警固公園に向けたデモ行進が、明治通りと国体通りに分かれておこなわれた。
 昨年二月の福岡県集会に続く今年の集会は、改憲と戦争する国づくりを進めるアベ政治を許さず、自衛隊南スーダン派兵撤退や沖縄・辺野古、高江新基地建設反対、玄海原発再稼働反対のたたかいなど安倍政権を終わらせる総がかり行動として取り組まれた。
 集会では実行委員会呼びかけ人代表の開会挨拶の後、伊波洋一さんが登壇した。伊波さんは、冒頭五カ月間不当に拘留されていた山城博治さんが、三月十八日に保釈されたことを伝えた。長期拘留が辺野古新基地建設反対運動をすすめる沖縄への弾圧であり、「新基地が建設された後には戦争がくる」との山城さんの言葉を紹介しながら、戦争を起こしてはならないと訴えた。また安倍政権が戦争に向かって、ミサイル基地建設を進めている与那国や宮古・石垣など、南西諸島への自衛隊配備は、沖縄を戦場とするもので、「沖縄戦を再び繰り返してはならない」と語った。さらに「戦争への道ではなくアジアにおける平和への道をつくっていこう」と強く呼びかけた。
 さらに安倍政権の「働き方改革」に反対する労働団体、安倍政権の女性・保育政策に反対する女性団体、医療・介護保険制度の改悪に反対する医療団体、玄海町議会と町長が同意表明した玄海原発の再稼働に反対する反原発団体、戦争法とたたかう弁護士が次々と発言した。
 つづいて共産党国会議員、社民党党首、緑の党福岡市議がそれぞれあいさつに立ち、森友学園問題で危機を深める安倍政権を追いつめよう、次の衆議院選挙で「野党は共闘」を進め安倍政権を倒そうと訴えた。
 安倍政権は二〇一七年、貧困・格差を拡大し、「働き方改革」なるもので長時間労働規制に抜け道を作ろうとしている。また警察機動隊を動員して暴力的に沖縄・辺野古新基地建設を強行し、現代の治安維持法である共謀罪を今国会で成立させようとしている。アベ政治の暴走を止め、打破しようという集会宣言を採択して、四千人の労働者人民は福岡市天神繁華街へのデモ行進を行った。

 

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