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■3月17日 東京 仲間を返せ!工事を止めろ! 二百名で新宿デモ 三月十七日午後六時三十分より、新宿駅東口アルタ前広場において、「山城博治さんらを返せ! 辺野古工事を止めろ! 3・17新宿デモ」が約二百名の結集で取り組まれた。主催は辺野古への基地建設を許さない実行委員会(辺野古実)。 はじめに主催者あいさつに立った辺野古実の青木さんは、「山城博治さんらが不当逮捕され勾留されてから五カ月が経過し、本日第一回公判が行われた。今も沖縄に対する不当な弾圧が繰り返されている。私たちは政府の暴走を断じて許すことはできない。連帯して沖縄の民主主義・人権を取り戻すたたかいを発展させていこう」と語った。 弁護士の内田雅敏さんは、主に二月後半に山城さんと面会した時の状況を報告した。内田さんは「山城さんは昨年十二月に起訴されて、現在拘置所に移っている。山城さんは徐々に元気を取り戻している。裁判所が運動に関与しないことを保釈の条件として出していることは、憲法での表現の自由に明確に違反している。裁判所に抗議の声をあげていこう」と語った。 日韓民衆連帯全国ネットワーク(日韓ネット)の尾沢さんは、「三月一日から韓米合同演習が行われている。空母二隻やステルス戦闘機F35Bなど、あらゆる米軍の最新兵器を投入した攻撃的で侵略的な演習だ。朝鮮民主主義人民共和国(共和国)に対する露骨な軍事圧力であり、トランプ政権の東アジア軍事戦略を如実に示している。韓国ではパククネ弾劾のどさくさに紛れて、THAADミサイルの一部搬入が強行された。沖縄のたたかいと連帯して、日米韓の軍事同盟強化とたたかおう」と語った。 米軍横田基地へのオスプレイ配備に反対する地元住民は、「三月六日から七日にかけて、六機のMV―22オスプレイが横田にやってきた。夜間飛行訓練などが夜九時以降も行われている。このまま居座り続けるのかどうかは分からない。CV―22の横田配備は延期となったと発表されたが、ぬか喜びはできない。沖縄と『本土』から、オスプレイ配備の撤回を求めていく運動を進めていく」と語った。 つづいて、当日の第一回公判闘争を傍聴した名護ヘリ基地反対協議会共同代表の安次富浩さんが電話回線を通じて発言を行った。安次富さんは「本日裁判を傍聴してきた。三名の仲間の起訴・長期勾留は、沖縄の反基地運動つぶしにあることは明らかだ。私たちは三月二十五日のキャンプ・シュワブゲート前三千名集会を大成功させ、徹底した現場でのたたかいを作っていく。今後も様々な弾圧がかけられるだろうが、オール沖縄の団結でこれからもがんばっていく。絶対にあきらめない」と語った。 他にも、警視庁機動隊の沖縄への派遣中止を求める住民訴訟に取り組む仲間や、MXニュース女子を許さない市民有志が発言を行った。 さらに、一坪反戦地主会関東ブロック、辺野古実より、今後の集会・デモなどへの行動呼びかけが行われた。 最後に全体でシュプレヒコールで締めくくり、新宿駅東南口に向けたデモを行なった。ジュゴンのバルーンを先頭にしたデモ隊は「不当な逮捕を許さないぞ!」「辺野古新基地建設を止めよう!」などの声を挙げ、週末でにぎわう新宿駅周辺を元気に練り歩いた。 ※翌十八日に山城さんは保釈されたが、まだ一名が囚われたままだ。でっち上げ不当弾圧と長期勾留を徹底弾劾する。 |
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