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     1月29日 東京

   辺野古新基地建設阻止かかげ

    
300名が新宿一周デモ
     

  

 一月二十九日午後、辺野古への新基地建設を許さない実行委員会(辺野古実)呼びかけの「高江でのヘリパッド建設強行を許さない! オスプレイの配備をやめろ、安倍政権は辺野古新基地建設を断念しろ! 1・29新宿デモ」が取り組まれ、前回を上回る三百名が参加した。
 午後二時から新宿駅東口アルタ前広場において、デモ出発前のアピール行動が行なわれた。
 はじめに辺野古実より主催者あいさつが行なわれた。「今日が今年最初の新宿デモとなる。高江で不当逮捕された仲間たちの拘束がいまだ続いている。東京メトロポリタンテレビジョン(MXテレビ)が不当な内容の報道をしたことに対するMXテレビ社前での抗議行動が取り組まれている。高江へ機動隊を派遣した自治体に対しては監査請求や住民訴訟が開始されている。辺野古現地においては海上での阻止行動や、陸上での資材搬入阻止のたたかいが再開されている。私達も弾圧にひるまず、辺野古現地へとかけつけていこう。また木更津、横田など首都圏へのオスプレイ配備とたたかっていこう」と語った。
 沖縄出身ミュージシャンの豊岡マッシーさんによる三線(サンシン)や二胡を使った演奏・歌につづき、さまざまな団体・個人からのリレートークが行なわれた。
 警視庁機動隊の沖縄派遣中止を求める住民監査請求実行委員会からは、主に東京都による請求却下を受けての住民訴訟第一回口頭弁論(三月八日)への結集が呼びかけられた。
 東京MXテレビへの抗議行動を続ける有志からは、一月二日に放映された「ニュース女子」での沖縄反基地闘争に対するネット右翼そのものの許しがたいデマ報道への抗議行動の経過や今後の行動への参加の呼びかけが行なわれた。
 他にも宮古島出身者や、神奈川県で機動隊の沖縄派遣反対に取り組んでいる運動体からの報告が行われた。
 全体のシュプレヒコールで集会は終了し、午後三時より新宿駅前を一周するデモに出発した。辺野古埋め立て工事受注業者である大成建設本社が入るビルに対して、参加者はひときわ大きな声で「辺野古埋め立て工事を絶対にゆるさないぞ!」「大成建設は辺野古から手を引け!」のコールを叩きつけていった。
 沿道からの注目も高く、時おり手を振ってデモへの賛意を表す人などが現れた。機動隊の規制や、大量の公安刑事による監視や違法撮影などに抗議しつつ、一人の不当弾圧者も出すことなく、デモは終了した。
 辺野古新基地阻止闘争は再びの決戦的情況を迎えている。「本土」労働者階級の責務として新基地建設阻止闘争に決起していこう。


 

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