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■1月9日 山谷 佐藤さん・山岡さん虐殺弾劾 日雇全協集会・デモ闘われる 一月九日午前十時より、玉姫公園において「佐藤さん山岡さん虐殺弾劾・追悼 寄せ場を結び、社会運動の前進を! 1・9集会」とデモが開催された。主催は日雇全協。 前日より冷たい雨が終始降り続く悪天候の中であったが、およそ二百名がこの集会・デモに参加した。 集会開始の冒頭、司会の呼びかけで佐藤さん虐殺三十二年、山岡さん虐殺三十一年を追悼する、一分間の黙とうが捧げられた。 はじめに、連帯あいさつが行なわれた。争議団連絡会議、APFS労働組合、破防法・組対法に反対する共同行動、たんぽぽ舎、被曝労働を考えるネットワーク、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック、差別排外主義に反対する連絡会がそれぞれの取り組みと連帯の決意を語った。 次に首都圏各地で寄せ場・野宿者支援に取り組む団体からの発言がつづいた。渋谷のじれん、夜回り三鷹、山谷労働者福祉会館活動委員会、神奈川県労働組合共闘会議が発言を行った。 その後、日雇全協に結集する各支部からのたたかう決意表明が行なわれ、釜ヶ崎日雇労働組合、名古屋越冬実行委員会、寿日雇労働者組合、山谷争議団が発言を行った。それぞれから、「再開発」を名目とした野宿者追い出しや差別襲撃の激化との対決、非正規化の進行による新たな貧困層との結合、戦争のための新基地建設や原発再稼働を推し進める安倍政権に対するたたかいの決意などが語られた。 一時間三十分ほどの集会の後、山谷一周のワッショイデモが行われた。完全装備の機動隊や、赤ベストを着用し弾圧体制を敷く公安刑事百名以上がデモへの不当な撮影や規制を繰り返してきた。デモ隊はこれらの弾圧に抗議しつつ断固としてこれを跳ね返しながら、「ワッショイ! ワッショイ!」の掛け声を山谷一帯に響かせ、一人の逮捕者を出すこともなくデモを貫徹した。 最後に玉姫公園に戻ったデモ隊は、司会の呼びかけで「日雇全協は団結してたたかうぞ!」のコールを全体で唱和し、集会・デモを締めくくっていった。 |
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