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■12月4日 千葉 農地強奪攻撃に反撃する「用地内」デモ 農地死守の決意うち固める 十二月四日、三里塚現地において「市東さんの農地を守ろう12・4三里塚現地闘争」が三里塚芝山連合空港反対同盟の主催でたたかいぬかれた。十月二十五日、最高裁は上告棄却という不当判決を出した。強制収用攻撃が強まる市東さんの農地を断固として守り抜く反撃のたたかいとして、反対同盟を先頭に「用地内」デモがたたかわれた。 市東さん宅南側開拓組合道路に、ぞくぞくと労働者人民が結集してくる。午後一時半過ぎ、司会の太郎良さんのあいさつでデモ前の打ち合わせが開始された。 はじめに市東孝雄さんが発言に立った。市東さんは、最高裁の上告棄却に対して「まったく許せない判決です。しかしまだ終わったわけではありません。まだ千葉地裁の耕作権裁判があります。空港会社が、いつ畑を奪いにかはわかりません。そのときは体をはってたたかいます。みんさんとともに一日でも長く、農業をやっていけるようにこれからもたたかっていきます」と、農地死守の決意を明らかにした。 つづいて、反対同盟顧問弁護団、動労千葉、関西実行委員会、市東さんの農地取り上げに反対する会、市東さんの農地を守る沖縄の会、全国農民会議それぞれから、市東さんの農地を守り抜く発言がなされた。 最後に、反対同盟事務局の萩原富夫さんから行動提起がなされた。そして、参加者全員のシュプレヒコールで打ち合わせを終えた。 いよいよデモ行進だ。開拓組合道路から市東さん宅前を通り市東さんの畑まで意気高くデモ行進する。市東さんの畑にさしかかると、白菜やキャベツなどさまざまな作物が栽培されているようすを間近に見ることができた。この畑が強制収用されるなど断じて許してはならない。畑からUターンして再度、開拓組合道路までのデモ行進を貫徹した。 デモ終了後、市東さん宅の作業場において、芋煮会がおこなわれた。市東孝雄さんの乾杯の音頭で芋煮会が開始され、参加者は、芋煮、焼きそば、漬け物などをほおばる。甘酒、燗酒などもふるまわれるなか、参加団体からつぎつぎと決意表明がおこなわれた。統一委員会からは、日本反帝戦線の同志が市東さんの体をはってたたかう決意に応え、三里塚現地闘争をたたかいぬく決意を明らかにした。共青同(学班協)の同志は、市東さんの農地を守るたたかいに決起する決意を明らかにした。 芋煮会の最後に、反対同盟を先頭に参加者全員で団結ガンバローをおこない、強制収用を粉砕し、三里塚闘争に勝利していく決意をうち固めた。 |
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