|
■11月30日 千葉 三里塚反対同盟が強制執行停止を申し立てる 行訴・農地法裁判最高裁上告棄却を弾劾 成田市天神峰の市東孝雄さんの農地をめぐる最高裁による不当な上告棄却決定に関して、三里塚芝山連合空港反対同盟は十一月三十日、千葉地方裁判所に対して請求異議および強制執行停止の申し立てを行った。 それに続く千葉県弁護士会館での記者会見の冒頭、市東孝雄さんは「たった三行(の最高裁決定)で百年耕してきた畑を奪うとは許せない。もし農地を奪われることになれば、畑もできないし、消費者との関係も崩れる。私はここで一日でも長く生活し、畑をやりたい。その気持ちでここに来ている」と語り、十・二五最高裁決定をあらためて弾劾し、あくまで天神峰の畑を耕し、農民として生き抜いていく決意を明らかにした。 その後、反対同盟弁護団が今回の申し立ての具体的内容とその正義性を明らかにした。それらを受けて反対同盟事務局員の太郎良陽一さんが、「市東さんの闘いは、農地死守・実力闘争の基本路線を貫いてきた反対同盟五十年の姿そのものだ。もし強制執行があるならば、打って一丸となって闘う。北総台地の農民を新たな騒音地獄に叩き込む第三滑走路建設を阻止する闘いと市東さんの農地を守る闘いを一体のものとして、全国的な運動を展開していく。我々は市東さんの農地の強奪攻撃に対して臨戦態勢をもって戦う」と宣言し、この日の記者会見をまとめた。 反対同盟はこの日、天神峰の市東さんの畑の前に「強制収用実力阻止」という新たな看板を掲げ、市東さんの農地を守り抜く決意をあらためて鮮明に示した。十二月四日には緊急現地闘争が行われる。反対同盟の呼びかけに応え、市東さんの農地と営農を守り抜くために、三里塚現地へ駆け付けよう。 |
当サイト掲載の文章・写真等の無断転載禁止
Copyright (C) 2006, Japan Communist League, All Rights Reserved.