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     10月22日 東京 

  沖縄新基地、南スーダン派兵めぐり
                    反戦実が討論集会
     

 
 十月二十二日(土)午後一時半、東京・新宿区の日本キリスト教会館で「沖縄新基地建設阻止、南スーダン派兵を許すな、安倍政権打倒へ!」を掲げた討論集会が開かれた。主催したのは「集団的自衛権法制化阻止・安倍たおせ! 反戦実行委員会」だ。反戦実の主催では、八月の「戦争・改憲とどう闘うか」討論集会に続くものとなる。
 冒頭でドキュメンタリー映像「奴隷のように生きるのはやめる!」が上映される(二十五分の短縮版)。「債務危機」と若年層の失業が増大するギリシアでは、反政府の街頭行動がたたかわれる一方、資本家が放棄した職場を自主管理したり、貧困層向けに無料の医療施設を作ったり、極右グループの襲撃から外国人労働者を防衛するコミュニティが作られたりと、草の根の運動が拡大し、連携している様子が映し出された。若い活動家が諸々の社会運動をけん引していることが印象的だった。
 映像を受け、小倉利丸氏が「想像/創造力が問われる日本の民衆運動」と題して講演。ギリシアの新たな社会運動を背景に、「急進左派連合(シリザ)」が形成された流れを説明した。この新たな社会運動の意義について、既成左翼政党がグローバル資本主義のもたらした危機に対応できなかったなかで、債務不払い・反資本主義という明確な政治的メッセージが民衆に受け入れられたこと、議会政治から相対的に自立したラディカルな左翼運動が維持されていたこと、国際的な反グローバリゼーション運動と結合していたこととしてまとめた。
 そして小倉氏から、日本の民衆運動にとっても、「反資本主義と国家の統治機構を前提としない理念の創造、国境を超えた運動の構築」が求められているとの問題提起がなされ、これに呼応して会場からは反戦実メンバーからの提案や、質疑応答が繰り返された。時間いっぱいの討論になった。
 同日、防衛省に向けてデモをおこなった学生グループ「直接行動」からの連帯アピールが代読されたのち、締めくくりに主催者から行動提起が打ち出された。沖縄人民と連帯し高江ヘリパッド建設阻止、辺野古新基地建設粉砕をたたかうこと、南スーダンPKO派兵、「かけつけ警護」に反対すること、改憲阻止と共謀罪粉砕をたたかうこと。以上の提起を全体で確認し、集会は終わった。

 

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