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■9月28日 東京 日比谷野音で沖縄集会 政府の沖縄弾圧を許さない!二千五百の結集 九月二十八日夕刻、日比谷野外音楽堂において「9・28日本政府による沖縄への弾圧を許さない集会」とデモが行われた。雨が降ったり止んだりの天候であったが、およそ二千五百名がこの取り組みに参加した。主催は「止めよう! 辺野古埋め立て」国会包囲実行委員会だ。協力は戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会。 午後六時三十分より集会が始まり、主催者あいさつをピースボート・共同代表の野平晋作さんが行った。野平さんは、臨時国会冒頭の所信表明演説において、安倍首相が海上保安官や警察機動隊、自衛官などへの「心からの敬意」を表すことを呼びかけ、これに応じた自民党議員が総立ちになって拍手したことを「沖縄を侮辱する行為だ」と強く批判した。 次に「沖縄からの訴え」を沖縄平和運動センター・事務局長の大城悟さんが行った。 大城さんは、高江において、自衛隊の大型ヘリCH47が重機搬入などのために使用され、民間地域上空を法的根拠なく飛び回っていることや、高江の貴重な原生林が違法に伐採されていることを弾劾した。そして「皆さん、ぜひ高江、辺野古に来て下さい。私たち沖縄県民は勝利するまであきらめない」と参加者に呼びかけた。 その後、会場カンパの訴えがあり、また沖縄選出国会議員の照屋寛徳さんと糸数慶子さんが登壇し、司会によって紹介された。 つづいてジュゴン保護キャンペーンセンターの三村昭彦さんは、国際自然保護連合(IUCN)の大会決議で、辺野古埋め立て用土砂搬入による外来種混入防止措置の勧告が圧倒的多数で決議されたことを紹介し、その意義について報告した。 フォーラム平和・人権・環境、全国労働組合連絡協議会(全労協)、安保破棄中央実行委員会の各代表が連帯の挨拶を行った。全労協代表の大森進さんは、戦争法廃止、反原発、労働法改悪阻止、沖縄連帯の四つの課題での取り組みを報告し、「『本土』とりわけ東京のわれわれこそが、最高裁への要請行動を行っていかなければならない。辺野古のたたかいで安倍政権を追いつめよう」と語った。 次に専修大学教員の白藤博行さんが、福岡高裁那覇支部・多見谷裁判長が下した「不作為違法確認訴訟」判決の不当性について、法学者の立場から批判していった。 集会アピールを司会が読みあげ、全体の拍手で確認された後、団結ガンバローを全体で唱和し集会は終了した。 八時過ぎより、参加者は日比谷公園を順次出発し、銀座の繁華街を通りぬけ、東京駅至近までのデモを行なった。警察は不当にも、デモ隊を数百名程度に細切れに分断したり、デモ参加者を違法に撮影するなどの規制、監視を行ってきたが、参加者はこれらに抗議しつつ、最後まで元気にデモを貫徹した。 |
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