共産主義者同盟(統一委員会)






■政治主張

■各地の闘争

■海外情報

■声明・論評

■主要論文

■綱領・規約

■ENGLISH

■リンク

 

□ホームへ

     9月22日 東京

    さようなら原発・さようなら戦争大集会

  
          雨の中、代々木公園に九千五百
     

 
 九月二十二日午後、東京渋谷の代々木公園において、さようなら原発さようなら戦争大集会が開催された。主催は「さようなら原発」一千万署名市民の会。秋雨前線の停滞により、朝から雨が降り続き、時おり激しく降る悪天候の中、九千五百名の労働者階級人民がこの取り組みに参加した。
 午前十一時より、代々木公園へとつづく、通称「けやき並木」にブースが立ち並び、書籍や食料品の販売などが開始された。さまざまな団体が、ビラ撒きを行っていたが、降り続く雨のためかなり苦戦を強いられていた。
 十二時からメイン会場の野外ステージにて、リレートークや寿によるコンサートが開かれた。
 午後一時三十分から大集会が開始された。司会は戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会(総がかり実)の菱山南帆子さん。
 呼びかけ人の澤地久枝さんが主催者あいさつを行い、原発事故被害者団体連絡会(略称「ひだんれん」)共同代表の武藤類子さん、詩人のアーサー・ビナードさん、俳優の木内みどりさん、高校生平和大使代表などが、それぞれの立場から、原発再稼動反対の決意や、戦争法の発動を進める安倍政権への怒りを表明した。
 原子力発電に反対する福井県民会議事務局長の宮下正一さんは、高速増殖炉「もんじゅ」廃炉の動きに関して、その建設強行の歴史的経過に触れつつ、最後に「もんじゅを廃炉に、すべての原発を廃炉にするまで、共にたたかいましょう」と語った。
 つづいて、協力団体の発言に移った。「止めよう! 辺野古埋め立て」国会包囲行動実行委員会を代表して、沖縄・一坪反戦地主会の木村辰彦さんは、安倍政権の国家暴力を全面的に押し出した、辺野古、高江での新基地建設強行の現状について語った。そして「沖縄と『本土』で力を合わせて、地方自治、民主主義、平和を守るために共に、辺野古新基地建設阻止、高江ヘリパッド建設を阻止するために共にたたかっていきましょう」と発言を結んだ。
 総がかり実共同代表の福山真劫さんは、おもに九月十九日の二万三千人が結集した戦争法反対国会大包囲行動の報告を行った。また「駈け付け警護」任務を付与した南スーダンへのPKO派兵策動を強く批判し、集会参加者に対して九月二十六日の臨時国会開会に合わせた戦争法廃止国会行動や、十月十九日の国会包囲行動、南スーダン派兵部隊が駐屯する青森において十月三十日開催される派兵反対集会への結集を呼びかけた。
 その後、司会の菱山さんの指揮で、全体でプラカードを掲げながら「原発再稼動反対!」「戦争法の発動をやめろ!」「辺野古・高江新基地建設反対!」などのコールを全体で唱和した。
 最後に主催者からの閉会あいさつを鎌田慧さんが行い集会は終了した。悪天候を理由に、この日のデモは中止となった。

 

当サイト掲載の文章・写真等の無断転載禁止
Copyright (C) 2006, Japan Communist League, All Rights Reserved.