共産主義者同盟（統一委員会）

■9月16日 東京

　　　裁判長多見谷の不当判決弾劾！

　　　衆院第二議員会館前で抗議行動
　　　　

　

　九月十六日午後六時三十分より、福岡高裁那覇支部・多見谷裁判長による不当判決に抗議する行動が、国会裏手の衆議院第二議員会館前において取り組まれた。本抗議行動は沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック（一坪関東ブロック）によって呼びかけられ、約三百名が参加した。
　一坪関東ブロック事務局長の木村さんの呼びかけで、不当判決を弾劾する怒りのシュプレヒコールが首相官邸に向けて叩きつけられ、抗議行動は開始された。
　主催者あいさつに立った、一坪関東ブロックの吉田さんは「多見谷裁判長はついに本性を表したとしか言いようがない。多見谷は『本土』でもいろいろな反動判決を出して怒りを買っている。このような不当判決を絶対に許さない。高江での機動隊による不当弾圧を許さずたたかおう」と語った。
　つづいて、全国一般東京東部労組、全石油昭和シェル労組、埼玉平和運動センターからの連帯アピールが行われた。合間には、本裁判において沖縄「県」側で中心的な役割を担った琉球大学教員の徳田さんから、多見谷不当判決を内容的に批判する発言が電話を通じて行われた。
　また沖縄現地からは、電話を通じて、ヘリ基地反対協議会共同代表の安次富さんからのアピールが行われた。安次富さんは「まったく不当な判決であり怒り心頭だ。多見谷は三里塚で、市東さんの農地を取り上げる判決を出した裁判長であり、その悪質ぶりを再び表した。不当判決が出ても、あらゆる手段で辺野古新基地を止めるという沖縄県民の意志は変わらない。私たちは絶対にくじけない。反原発、戦争法のたたかいと結びつき、ともにたたかおう」と語った。安次富さんの力強い発言に対しては、参加者から大きな賛同の拍手が起こった。
　その後も沖縄のたたかいと連帯する東京東部集会実行委員会、辺野古リレーからの連帯アピールが行われた。
　沖縄平和運動センター議長の山城さんは、高江での不当逮捕に対する沖縄警察署前抗議行動の合間をぬって、電話を通じ連帯アピールを行った。「昨日高江で抗議活動をしていた二名が不当逮捕され、一人は名護署に、もう一人は沖縄署に留置されている。今日は辺野古で一人逮捕者が出た。不当逮捕の連発と、高裁不当判決は軌を一にするものだ。沖縄を黙らせて、沖縄に軍事要塞をつくろうとしているが、われわれは絶対に負けない。力を合わせて戦争の道を止めるのは今だ。共にがんばろう」と語った。
　辺野古への基地建設を許さない実行委員会（辺野古実）は「多見谷の不当判決は明らかに『沖縄は犠牲になってもいいのだ』という沖縄差別意識にもとづいている。糾弾していかなければならない。私たちは沖縄の声を真摯に受け止めて、たたかいをつづけていこう」と語った。
　「戦争させない・９条壊すな！　総がかり実行委員会」代表からの連帯発言、十九日の総がかり行動への参加呼びかけの後、シュプレヒコールを霞ヶ関一帯に響かせ、本行動は終了した。