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     8月19日 沖縄

   オスプレイパッド建設阻止!

   
高江  早朝抗議集会に600名
     

 

 旧盆明けの八月十九日早朝、工事再開を阻止すべく午前六時キャンプ・ゴンザレス(北部訓練場)メインゲート前で抗議集会が開催された。夜明け前の午前五時、東村役場近くに続々と結集した仲間たちは、警察機動隊の道路封鎖妨害を想定してメインゲート前へ約百八十台の車列を連ね集結した。午前六時三十分、約六百名もの人々で埋め尽くされたメインゲートは完全に封鎖され、山城博治・平和運動センター議長の合図で集会が開始された。
 集会では、高江現地行動実行委員会が結成される中、現地のヘリパッドいらない住民の会、高江現地行動連絡会、そして「基地の県内移設に反対する県民会議」、その主要団体である沖縄平和運動センター、統一連、平和市民連絡会の各代表が次々と発言した。「沖縄の水がめを守れ」「豊かなやんばるの森を守れ」「工事を止めよう」「機動隊の弾圧を許すな」、発言者は口々に安倍政権の強権的な沖縄弾圧に抗して闘いの強化を訴えた。中でも、「SACO合意で北部訓練場の過半が返還される」としたオスプレイパッド建設容認派の論理に対して、「返還予定地」のヘリパッドは米軍自身が不要であること、米軍は新たに北部訓練場提供水域として宇嘉川流域を確保し、G地区ヘリパッドとの連携でオスプレイを使った上陸訓練を想定しているのであり、まさに基地機能の強化そのものであることを改めて確認した。山城議長は、「絶滅危惧種ノグチゲラの営巣期(三月~六月)を前に、安倍政権は二月までに工事完了を目指そうと躍起になっている。今日から一時間でも半日でも工事をストップさせ、日米政府の計画を阻止しぬこう。そのためには、辺野古がそうであったように、今後も定期的に大規模な抗議行動を展開し、工事を中断に追い込もう」と方針を明らかにした。集会後、メインゲート前ではデモが展開され、旧盆明け緒戦を勝利的にたたかいとることができた。
 新たな攻防は午後から始まった。砂利を積んだダンプが、機動隊車両の先導を受けN1地区への搬入を強行した。集会後、N1地区で警戒していた仲間たち約百五十名は、直ちに道路に座り込み、先導の機動隊車を阻止する。排除されても後ろに回り込み、何度となく阻止線を構築し、全国から動員された警察機動隊の暴力的な排除攻撃と対峙し攻防を展開した。高江オスプレイパッド建設阻止闘争は、新たな実力攻防の幕が切って降ろされたのだ。
 完成したN4ではオスプレイによる早朝、夜間の低空飛行訓練が激化し、高江住民の騒音被害が激化している。二度にわたる高江区の反対決議の一方で東村長は、辺野古久辺三区にならい高江区への直接交付金を自民党に要請し、懐柔と分断工作を強めている。断じて許せない。高江現地攻防の勝利で粉砕しよう。
 またこの日は、翁長知事による辺野古埋立て承認撤回への国による違法確認訴訟第二回口頭弁論が、福岡高裁那覇支部で開催され、結審した(九月十六日判決)。辺野古・高江を貫く海兵隊撤退―全基地撤去へさらなるたたかいを構築しよう。



 

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