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     8月5日 千葉

   団結街道裁判第24回公判
     
    坂本裁判長は証人申請を認めろ―弁護団が徹底追及


 

 八月五日千葉地裁で、団結街道裁判第二十四回口頭弁論が開かれた。傍聴には三十名が駆けつけ反対同盟とともにたたかった。
 二〇一〇年六月成田市は、成田空港会社(NAA)が暫定滑走路に第三誘導路を作ることを口実に、市東さん宅から畑まで直線で通じていた成田市道十余三―天神峰線(団結街道)を路線廃止した。
 ほかの場所ではトンネル化して交通の便を確保した例もあるが、団結街道はただ封鎖されたのである。それも深夜の午前三時に機動隊を動員して、こそ泥よろしく封鎖するという卑劣なやり口を使ってだ。
 結果、市東さんは農作業の際に交通量の多い道路を三倍の時間・距離をかけ遠回りを余儀なくさせられている。このようなNAAのやり方こそ、市東さんへの叩き出し攻撃そのものであり、絶対に許してはならない。
 反対同盟は廃道処分の取り消しを求め、市を提訴した。道路に接して耕作畑があり、毎日百五十台もの一般車両が往来していた道路を廃道にしたことは、前代未聞の暴挙であることを、法廷で明らかにした。
 裁判は終盤となり、証人調べに入ろうとしている。反対同盟弁護団は、廃道の過程を明らかにするため、市の職員の出廷(敵性証人)を求めている。しかし、市の代理人は「定年退職して所在不明」などと逃げようとし、阪本勝裁判長も事なかれ主義の姿勢である。弁護団の徹底した追及が続き、採否判断は持ち越された。
 閉廷後、場所を移し報告会が開かれた。弁護団は「もともと行政庁に立証責任がある。こちらに尋問事項を出させているが、まったく逆だ。尋問を絞ってくれという、民事訴訟の最近の傾向であり不当なやり方だ」「証人の所在が分からないというデタラメは許されない」「成田市が立証責任を果たさないので、市の負けかと思えば、そうはならないことは千葉地裁も東京地裁も同じである。次回は激突になるだろう」「八月一日経産省テント裁判の最高裁判決が送達された。いつ破壊に来るかという状況だ。現闘本部と同様、八月五日六日が危ない。引き続きテントをご支援ください」と呼びかけた。
 報告会終了後、反対同盟と支援連は、猛暑の午後千葉市街で、最高裁五万人署名行動を行った。高校生からも署名が寄せられた。賛同署名も含め署名を集めきろう。
 反対同盟は半世紀にわたり、反戦の砦として空港反対闘争をたたかい続けている。国策に反対し、福島(再稼働反対)・沖縄(新基地反対)と連帯したたかっている。
 反対同盟は九月七日、最高裁へのデモ行進と第三次署名提出を呼びかけている。市東さんと反対同盟を支え、安倍打倒の運動を進めよう。




 

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