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     6月19日 東京

     国会大行動

           沖縄の闘いに連動し国会に怒りを叩き付ける


 
 
 六月十九日午後二時より国会正門前において、「怒りと悲しみの沖縄県民大会に呼応する、いのちと平和のための6・19大行動」が取り組まれた。
 この行動は「戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会」(総がかり実)と「止めよう! 辺野古埋立て」国会包囲実行委員会」(辺野古実)による共催であり、およそ一万名が結集した。
 集会前には、「な~ぐしく よしみつ」さんによるミニコンサートが行われた。
 午後二時になり、はじめに司会者が国会正門前のメインステージに登壇し「この行動は、元海兵隊による残虐な蛮行を糾弾し、沖縄からの海兵隊撤退を求める県民大会に呼応して取り組まれます。本日、同様の行動が三十二都道府県、四十カ所以上で行われています。沖縄、全国の人たちとつながり合っていきましょう」と語った。そして、犠牲となった女性を追悼する一分間の沈黙が呼びかけられた。
 その後、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック(一坪関東ブロック)の外間さんから開会あいさつが行われた。外間さんは戦後米兵によって繰り返された、数々の沖縄女性に対する凶悪犯罪をふり返りながら、「日本戦後史における七十一年の中で、沖縄は一体何だったのか、沖縄の側からいつもそれを問い続けて生きてきました。沖縄の戦後はまだ終わっていません。犠牲者を生み出して平気な顔でいる日本に向けて沖縄から発信する声を共有していきたい」と語った。
 総がかり実の菱山さんは「私たちの日常が沖縄の犠牲の上に成り立っているということを問い直し、戦争法と対決し沖縄差別を打ち砕いていこう」と語った上で、参加者全員で「女性殺害徹底糾弾!」「海兵隊は沖縄から撤退しろ!」「沖縄差別をゆるさないぞ!」などのシュプレヒコールを唱和した。
 次にオール沖縄会議を代表して、沖縄平和運動センター事務局長の大城さんは「私たち沖縄県民の怒りは頂点に達し、もう抑えることができません。米軍による凶悪事件は、小手先だけの再発防止や綱紀粛正では無くならない。米海兵隊の撤退が唯一の道です」と語った。
 つづいて民進党、日本共産党、社民党など各国会議員からのあいさつがあった。
 さらに、関東在住のウチナーンチュを代表して、読谷村出身の島袋さんは「普天間基地は世界一危険な基地だとアメリカも日本政府もいっている。だから今すぐ辺野古に移設すべきといっているが、それはおかしい。危険なら今すぐ普天間基地を撤去すべきです。沖縄は戦後七十年ずっとたたかってきました。絶対に負けません」と語った。
 関東一坪の青木さんは「何で沖縄がこんな目に合い続けなければならないのか。日本にいる皆さん。これはあなた方の問題でもあります。私たちは二度とこんな残虐な事件を見たくない。沖縄の怒りを無視する安倍を政権から引きずりおろしましょう」と語った。
 さらに日本音楽協会(日音協)とミニコンサートを行った「な~ぐしく」さんのリードのもと、参加者全員で「沖縄を返せ」合唱やシュプレヒコールを唱和していった。
 そして、沖縄県民大会での翁長知事の発言が中継で放送された。翁長知事は「このような事件が二度と起きないよう、県民の先頭に立って、日米地位協定の抜本的な見直し、海兵隊の撤退、辺野古新基地建設阻止に取り組んでいく不退転の決意を表明します」と語った。そして発言の最後を、ウチナーグチで「グスーヨー、マケテーナイビランドー ワッターウチナーンチュヌ、クワッウマガ、マムティイチャビラ、チバラナヤーサイ」(負けてはならない。ウチナーンチュは子や孫を守るため、頑張ろう)と結んだ。翁長知事の発言への鳴り止まぬ万雷の拍手と指笛による喝采は、国会前にもひときわ大きく聞こえ、県民大会会場での熱気がひしひしと伝わってくる。国会前行動参加者も、これに応える拍手や声援を送っていった。
 その後も作家の落合恵子さん、日弁連憲法問題対策本部、戦争をさせない1000人委員会、憲法共同センターの代表が連帯発言を行った。
 最後に総がかり実の高田健さんが、参院選勝利を中心とした行動提起を行った後、全体でシュプレヒコールを唱和し、行動は終了した。


 

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