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     5月22日 東京

    伊勢志摩サミット反対!

      新宿デモに二百五十の結集


 

 五月二十二日午後、新宿・柏木公園において、伊勢志摩サミットに反対する集会・デモが二百五十名の結集で取り組まれた。主催は伊勢志摩サミットに反対する実行委員会。
 会場は集会開始前より異様な数の公安刑事と機動隊に包囲されており、まさに戒厳令状態である。また、国内外のメディアからの関心も高く、多くの取材陣が訪れていた。
 午後十二時三十分より、デモ出発前集会が行われた。司会の実行委メンバーのあいさつは、警察のサミット戒厳態勢と、その中で五月十九日に引き起こされた、米軍Xバンドレーダー基地建設や反サミット闘争の先頭に立っていた関西のたたかう仲間三名に対する「詐欺罪」デッチ上げ逮捕を強く批判するものであった。また、沖縄うるま市での元海兵隊員による女性強姦殺害事件を弾劾し「日本政府の高官は『最悪のタイミングだ』などといっている。絶対に許すことはできない。沖縄の怒りと結びつきたたかいぬこう」と語った。
 その後、辺野古への基地建設を許さない実行委員会、G7茨城・つくばサミットを問う会、日韓民衆連帯全国ネットワーク、反安保実行委員会、救援連絡センター、争議団連絡会議・地域共闘交流会、DA(直接行動)が、取り組みの報告と参加の呼びかけ、それぞれの立場から本サミットに反対するアピールを行った。
 つづいてAWC韓国委員会、フィリピン新民族主義者同盟(BAYAN)、台湾労働人権協会、アメリカANSWER連合など、海外で「対テロ」戦争や帝国主義グローバリゼーションとたたかう団体からの連帯メッセージがAWC日本連の仲間から代読され、参加者全体の拍手で確認された。
 次に実行委の仲間からの行動提起を受けた後、新宿駅周辺を一周するデモに出発し、沿道の人々に伊勢志摩サミット反対をアピールしていった。
 デモ警備には、百名以上の公安刑事と、多数の機動隊が配備され、デモ参加者に対する違法な撮影や、デモ隊への不当な介入を繰り返してきたが、これらの妨害を断固としてはねのけ、一人の逮捕者も出すことなく、最後までデモを貫徹した。
 デモ終了後にはATTAC Japanと、「対テロ戦争」と天皇制賛美のG7伊勢志摩サミット粉砕実行委員会からのアピールが行われた。
 最後に全体で「伊勢志摩サミット反対!」「『対テロ』戦争反対!」「戦争と格差、貧困を拡大するサミット反対!」などのシュプレヒコールを唱和し、闘争を締めくくった。ルし、連帯して最後まで行動を貫徹した。


 

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