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■5月15日 茨城 サミットつくば闘争 厳戒体制の中、つくば科学技術大臣会合反対デモ 五月十五日午後、つくばエクスプレス線つくば駅出口近くの、つくばセンターペディストリアンプラザにおいて、G7茨城・つくば科学技術大臣会合反対デモが取り組まれた。 主催はG7・つくばサミットを問う会。 集会開始前より、五十名近い公安刑事や、茨城県警機動隊員が隊列を組んで周辺を警戒していた。周辺のビルの屋上数カ所にも警察官が配備されているのが見える。 会合で使用される会場周辺では交通規制や検問が行なわれており、会場周辺一帯がサミット戒厳令状態となっていることが分かる。会場に面する二車線の道路は完全に通行禁止になっているとのことだ。このような厳戒体制の中で、午後一時三十分よりデモに先立ち集会が開かれた。 はじめに司会から、サミット会場の位置関係や、交通規制の現状などについての説明があり、その後ATTAC Japan(首都圏)、「対テロ戦争」と天皇制賛美のG7伊勢志摩サミット粉砕実行委員会、小倉利丸さん、アジア共同行動(AWC)などが連帯アピールを行なった。 AWCの発言は、大阪府警公安三課による五月二日の一斉家宅捜索を弾劾し、二十二日のサミット反対新宿デモ、二十六日・二十七日の伊勢志摩現地闘争への結集を呼びかけるものであった。 その後、サミット会場に向けたデモに出発し、「サミットやめろ! サミット出ていけ!」「軍学共同反対! 軍事研究反対!」などのコールを唱和しながら、沿道の人々にサミット反対を呼びかけていった。多くの人々がマンションの窓から顔を出し、デモの様子を見ているのが印象的であった。 デモ隊を数倍する異様な数の公安警察と機動隊が終始不当な規制を繰り返してきたが、これらを跳ね返し、最後まで毅然としてデモはうちぬかれた。 デモ終了後には、畳一畳分ほどもあるプラスチック製の板で作られた巨大な申し入れ書が、それぞれ読みあげられた上で、つくば市、茨城県、科学技術省の各担当者へと手渡された。以上をもって現地闘争は終了した。 |
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