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■5月14日 沖縄 沖縄韓国平和交流 「海を越えて手をつなごう」 基地問題軸にシンポジウム アジア共同行動日本連の沖縄派遣団は、五月十四日、那覇市にある沖縄県立博物館美術館二回講堂で開催された「二〇一六第九回 東アジア米軍基地問題(環境・平和)国際シンポジウム テーマ:「海を越えて手をつなごう ―武力で平和はつくれない―」(主催:二〇一六沖縄韓国平和交流実行委員会)に参加した。 シンポジウムは、午前十時から昼食休憩を挟んで午後五時まで続く内容で、「戦争の危機」「軍事基地」「基地村 女性人権」「ドキュメント上映」「平和の闘い報告」とテーマが設定され、それぞれ沖縄・韓国・日本(神奈川、京都)から報告が行なわれた。 沖縄からの報告は、沖縄国際大学教員佐藤先生から我々が直面する時代状況についての講演と中城村議員の新垣さんから、島ぐるみで闘う体制をオール沖縄として実現し、安倍政権の辺野古新基地建設の工事強行と対峙し工事中断に追い込んでいる沖縄民衆の闘いが報告された。 韓国からは、「開かれた軍隊のための市民連帯」「平澤平和センター」、韓国の米軍基地周辺に形成される基地村の女性たちの自立を支援し、病と貧困から逃れる道を模索し活動している「トレバン」 チェジュ島カンジョン村から、それぞれ報告が行なわれた。カンジョン村からの報告では、地元住民や民衆の激しい阻止闘争を踏み潰して建設が強行された海軍基地がほぼ完成するという厳しい状況下にあっても、決してあきらめることなく、カンジョン村に残り不屈に闘う「守り人」と言われ活動家たちの一人の女性が発言を行なった。 日本からは、神奈川の米軍基地の状況、爆音を伴う訓練の様子、基地と闘う人々の行動が映像で紹介された。また京都から京丹後の米軍Xバンドレーダー基地建設との闘いが報告された。基地建設は強行され基地の運用はされてしまったが、今度は基地撤去闘争に地元住民と結びついて立ち上がっている報告がなされた。 集会の最後に、「海を越え、平和の手をつなごう二〇一六」と題した集会宣言が全体で採択された。 |
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