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■5月8日 東京 伊勢志摩サミット反対掲げ講演集会 反サミットめぐり活発な論議と決意表明 五月八日、東京港区の南部労政会館において、「伊勢志摩サミット反対! 『対テロ』戦争反対・厳戒体制構築を許すな! 戦争と新自由主義を推進するサミット反対! 5・8集会」が伊勢志摩サミットに反対する実行委員会の主催で開催された。 五月二十六日から二十七日にかけて、三重県賢島で、伊勢志摩サミットが開かれる。サミットはアメリカなど諸大国が、世界支配秩序の維持と相互利害調整を図るための談合の場だ。さらに今回は、「対テロ」戦争を推進するための会議として行われようとしている。このことに対し、サミット反対を掲げた集会が開催された。 会場には百六十名の労働者・市民・学生が結集し、集会場は熱気で充満した。 午後二時過ぎ、「いよいよサミットが近づいてきた。サミット反対を掲げた集会をかちとろう」という司会のあいさつで集会が開始された。 つづいて、伊勢志摩サミット反対実を構成する「戦争法廃止・安倍倒せ!反戦実行委員会」「破防法・組対法に反対する共同行動」の二団体からそれぞれ発言が行われた。 反戦実行委員会は、伊勢志摩サミット反対実を立ち上げた経緯を明らかにした。そして伊勢志摩サミットが「対テロ」戦争など軍事中心の非常に危険な会合になろうとしていることを暴露し、伊勢志摩サミット反対のたたかいに立ち上がろうと呼びかけた。 破防法・組対法に反対する共同行動は、サミット警備と称して戒厳態勢が構築されていること、そして安倍政権が推進する戦争法のもとで治安弾圧法の成立が目論まれていることが暴露された。 つぎに、集会のメインである講演だ。『東京新聞』特報部の田原牧さんが「中東から見た世界の現在」と題して講演した。混迷する中東情勢について、ヨーロッパやアメリカなど帝国主義列強が中東諸国に対して歴史的におこなってきた、植民地主義と差別が根底にあり、「反テロ」ではなにも解決せず、事態はさらに混迷にむかっていること。いま問われているのは左派主体のたたかいであることなどが語れらた。そして会場の参加者との活発な質疑応答が行われた。 休憩をはさんで、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックが連帯発言にたった。サミット反対をともにたたかうことと、5・15新宿デモで辺野古新基地建設阻止のたたかいを訴えようと呼びかけた。 つづいて、結集した諸団体から発言がおこなれた。G7茨城・つくばサミットを問う会、救援連絡センターの足立昌勝代表、ATTAC Japan、反安保実、辺野古リレー、「対テロ戦争」と天皇制賛美のG7伊勢志摩サミット粉砕実行委それぞれから、サミット反対、安倍政権打倒の決意が表明された。 次に五月二日、大阪府警公安三課による、関西を中心とするデッチ上げ一斉不当捜索を弾劾する声明(米軍Xバンドレーダー基地反対・京都/近畿連絡会)が代読され、立川自衛隊監視テント村から、五月二十二日の伊勢志摩サミット反対新宿デモへの行動提起が行われた、参加者全員で確認し、この日の集会は締めくくられた。 |
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