共産主義者同盟(統一委員会)






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     4月17日 東京

  中央政治集会 2016年闘争方針を確認

           反対同盟、共闘団体・人士の参加で成功


 

 四月十七日午後一時過ぎより、神宮前隠田区民会館において、共産主義者同盟(統一委員会)中央政治集会が開催された。
 集会に先立ち、熊本大地震発生により、四十名以上の人民が犠牲となったことへの一分間の黙とうが捧げられた。
 司会から、熊本在住の同志の無事が確認されており、現在救援活動の先頭に立っていることが報告された。
 はじめに、司会が「第二次安倍政権による大反動の時代の中で、いかにこれを打ち砕いていくのかを、本集会に結集された党内外の仲間と共に確認するものとしていきたい」と本政治集会の位置づけを提起した。
 最初に集会に結集した諸団体からの連帯あいさつを受けた。沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの吉田さんは「辺野古代執行裁判の『和解』は国側が追いつめられた結果だ。現在辺野古の工事はストップしている。工事中止期間が長引けばそれだけ再開はしにくくなる。沖縄のたたかいは皆さんの協力を得て前進している。これからも共にがんばりましょう」と語った。
 三里塚芝山連合空港反対同盟の市東孝雄さんは「自由意志で、うるさい所に帰ってきたのだから文句をいう権利がないとか、国側はとんでもない横暴なことを言ってきた。私の家は百年近く前から今の土地にあったのだ。住民に何の許可もなく空港を持って来て、住めない状況に持ちこんだのは空港会社だ。私は農民なのでそこに居ることじしんがたたかいだ。皆さんの力をお借りし、三里塚五十年のたたかいをより拡げていきたい。ダム建設反対運動など、色々な住民運動団体と結びついていきたい」と語った。
 つづいて萩原富夫さんは「三里塚は命より金を優先させる政府に対して、命を大切にする人間社会にするためにたたかってきた。私たちもいろいろな所に出て行って、市東さんの農地を守るために協力してくれる人と結びついていきたい」と語った。
 遠藤憲一弁護士は「熊本の大地震発生に乗じて緊急事態条項設置の動きが具体化することに警戒しなければならない。危機に乗じた差別排外主義の横行を絶対に許してはならない。伊勢志摩サミット、二〇年オリンピックを口実として反テロ、治安弾圧体制の強化が加速している。先行弾圧も頻発している。刑事訴訟法の改悪を断固として阻止しよう。共謀罪新設策動を阻止しよう。市東さんの農地を守る決戦をたたかおう」と語った。
 原子力空母の母港化に反対し基地のない神奈川をめざす県央共闘会議(県央共闘)の檜鼻さんは「岩国闘争や京都Xバンドレーダー反対闘争に果敢に取り組んでいることに敬意を表したい。昨年原子力空母ロナルド・レーガンの横須賀配備が強行された。厚木基地には昨年オスプレイが九回来ている。横田へのオスプレイ配備反対をはじめ、今後も皆さんと共に基地撤去闘争を進めていきたい」と語った。
 次に共産主義者同盟首都圏委員会の代表は「戦争法に反対し、辺野古新基地建設阻止、『対テロ』サミット反対、安倍政権打倒を鮮明にした大衆的な統一戦線、わけても左派学生・青年運動の強化への着実な共同の取り組みと成果の上に、さらなる統一戦線の発展を訴える。大衆のたたかいの深さと拡がりによって共産主義結社の統一戦線戦術による革命党建設がますます求められている。いざ、共にたたかわん」と語った。
 統一共産同盟の代表からは「第一に伊勢志摩サミット粉砕現地闘争への決起、第二に五・一五沖縄闘争への結集を訴えたい。第三に日米帝国主義の東アジア戦争挑発に対する反戦闘争にたちあがろう。第四にアイヌ民族連帯闘争をたたかおう。真の人民主権をかちとるために、大衆的直接行動こそが今求められている。共にたたかおう」と語った。
 不当弾圧された仲間への接見活動が急きょ入り、遅れて到着した吉田弁護士からは「サミット関連の弾圧がこれから吹き荒れることがほぼ確実だ。たたかう人民に対して加えられた弾圧は人民全体に対する攻撃だという、当たり前の原則を貫いていくために私もお力添えしたい。皆さんとともにたたかっていきます」と語った。
 アジア共同行動日本連絡会議の鴨居共同代表は「私たちAWCは昨年から今年にかけてのたたかいで国際連帯活動を推進してきた。京都で二月に第四回総会を成功させた。本年三月の日本連総会では、戦争法を廃棄するたたかいに継続して取り組むこと、G7伊勢志摩サミット反対のたたかいに決起すること、辺野古新基地建設阻止をはじめ反基地闘争を推進していくこと、原発再稼働阻止闘争に決起していくことなどを決定した。今後ともAWCに協力いただきたい」と語った。
 以上の連帯あいさつを全体の拍手で確認した後、共産主義者同盟(蜂起社)、共産主義者同盟(プロレタリア通信派)、労働者共産党、沖縄労共闘からの連帯メッセージが司会から代読された。
 休憩をはさんで共産同(統一委)政治局より、基調報告が提起され、全体の拍手で確認された(基調報告全文は『戦旗』一四八一号に掲載)。
 つづいて、首都圏地方委員会の代表からの報告を受けた。同志は政治闘争方針として、伊勢志摩サミット粉砕闘争、反戦実行委員会のよびかける六月シンポ・デモへの決起、七・三の三里塚五十周年集会への参加を呼びかけた。
 さらに辺野古新基地建設反対闘争、原発再稼働阻止闘争への決起と、差別排外主義との対決、労働法制改悪阻止への取り組みが訴えられた。
 そして、日本共産党などが、戦争法反対闘争を七月参院選へと切り縮めようとする中、今こそプロレタリア国際主義に立脚し、大衆的実力闘争でたたかう必要があることを訴えた。さらに、首都圏地方委員会は、たたかう人民の先頭に立ってたたかうと同時に、その主体的力量を飛躍的に強化していくという決意が述べられた。
 次に、各戦線でたたかう同志からの決意表明を受けた。侵略反革命とたたかう障害者青年同盟からは、昨年八月に逝去された東京障青同の松村同志への黙とうが呼びかけられ、全員で一分間の黙とうが捧げられた。
 日本反帝戦線三里塚現闘団からは、市東さんの農地法裁判が決戦情勢となる中で、反対同盟農民を全力で支えるという決意が表明された。
 統一委員会行動隊からは、第三滑走路建設、二十四時間空港化を推進し、延命をはからんとする成田空港会社を弾劾し、市東さんの農地を守るたたかいの先頭に立つこと。また、昨年に引き続き、辺野古現地へ決起し、身体を張ってたたかい抜いくという決意が語られた。
 首都圏労共闘からは、政治局の基調提起と首都圏地方委員会報告を支持し、辺野古決戦や原発再稼働阻止闘争に最先頭で決起する決意が表明された。
 共青同(学班協)からは、戦争法反対闘争を頂点に、左派の学生が国会前においてハンスト闘争や鉄柵を実力で解放するたたかいに決起し、われわれもこれを全力で支え、共にたたかったこと。さらに辺野古現地への継続的な決起を実現してきたことが報告され、本年も辺野古新基地建設阻止、伊勢志摩サミット粉砕闘争に決起する決意が語られた。
 次に、司会より本政治集会のスローガンが読みあげられ、全体の拍手で確認された。
 最後に参加者全員でインターナショナルを斉唱し、中央政治集会は成功裏に終了した。



 

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