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     4月6日 沖縄

    キャンプ瑞慶覧ゲート前を封鎖

          米軍による不当逮捕弾劾!性暴力事件弾劾!


 
 
 米軍は四月一日、「キャンプ・シュワブ周辺の立ち入り禁止区域内に許可なく入った」として、刑事特別法(刑特法)違反の疑いでカヌー隊として日常的に奮闘している芥川賞作家・目取真俊氏を不当逮捕した。三月十三日那覇市内においてキャンプ・シュワブ(名護市)所属の米海軍水兵による女性への性的暴行事件が発生し、繰り返される米軍人・軍属による事件・事故への怒りと日米地位協定見直し・全基地撤去への怒りが渦巻いている中での米軍による不当逮捕・不当弾圧である。断じて許せない。しかも、代執行訴訟において「国と県との和解」で辺野古新基地建設工事は中断に追い込まれ、その後も不当な「臨時制限区域」と称してのフロートがそのまま残置されていた状態での、米軍自らの直接弾圧攻撃であった。
 こうした許せない事態を受け、四月六日、「基地の県内移設に反対する県民会議」(沖縄平和運動センター、統一連、平和市民連絡会、ヘリ基地反対協等で構成)は「米軍の横暴・弾圧を許さない緊急県民抗議集会」を呼びかけた。在沖米四軍司令部のあるキャンプ瑞慶覧(北中城村)のゲート前には、午後三時の開会前から続々と結集した市民であふれ、ゲート前を封鎖、大音量で「警告」を発する米軍警察(軍警)と対峙し、怒りの弾劾行動が展開された。
 自らも辺野古ゲート前で軍警による不当逮捕の経験をもつ山城博治沖縄平和運動センター議長も怒りが収まらない。その中で、山城議長の進行で集会は開始された。抗議集会では、統一連、平和市民連、ヘリ基地反対協から決意表明がなされた。また、二日に釈放された目取真氏も発言に立った。彼は、不当弾圧で八時間も米軍監視の下で拘束された治外法権の密室状態を糾弾・暴露し、海上保安庁と沖縄「県」警での身柄引き取りを巡る責任のなすり合いも弾劾し、新基地建設強行への野望を隠さない日米両帝国主義への怒りを表明した。
 集会終了予定時間になった頃、軍警と「県」警は結託し突如としてゲート前参加者に襲いかかってきた。米軍司令官の幹部車を強行突破しようとしたのだ。ゲート前は怒号が飛び交い、「県」警によって強制的に排除された参加者は、ただちにゲート前を通る三三〇号線に座り込み、一帯は「解放区」となった。米軍司令官幹部車は取り囲まれ身動きできず、こうして約三十分にわたる激烈な攻防が展開された。
 居直る米軍を許さない。もはや辺野古新基地阻止とともに全基地撤去・安保粉砕へと闘いの火は拡大している。結集した約七百名の参加者は、「沖縄を返せ」を大合唱し、ガンバロー三唱でこの日の行動を終えた。



 

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