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     3月26日 山口

   上関原発は建てさせない!

     県民大集会に2000


 

 三月二十六日、春らしい陽気の中、維新百年記念公園にて「上関原発を建てさせない山口県民大集会 ~福島を忘れない さようなら上関原発~」が開かれた。愛媛や大分、広島など他県からも参集し、参加者は二千人超となった。主催は上関原発を建てさせない山口県民連絡会である。
 オープニングは十代の女性アイドルグループ、制服向上委員会の歌だ。脱原発や安倍政権批判を痛烈に歌にしていた。
 主催者挨拶は那須正幹さん(児童文学作家)、清水敏保さん(上関原発を建てさせない祝島島民の会代表)、田川章次さん(弁護士、県民監査にかかわる「住民訴訟」弁護団長)の三名が行った。中国電力からSLAPP訴訟をしかけられている清水さんは裁判の経過を話した後、田ノ浦(中国電力が上関原発を目論んでいる場所)に山口地裁の裁判官が来ることを報告した。そして「中電も県も国も諦めていない。三十四年となる祝島のたたかいは高齢化で容易ではないが、今日を契機に計画をなくすまで頑張りたい」と熱く語った。
 メイントークは福島県飯舘村の酪農家・長谷川健一さんだ。東京電力福島第一原発の大事故で村民がバラバラにされていること、黒いフレコンにつめた除染ゴミは百五十万個もあり村のいたるところに積み上げられていること、除染しても二万六千ベクレルあるところがあること、そんな村に政府は自己責任で帰れと言っていること等が語られた。また、福島県民が棄民されていること、広島・長崎の被爆者と同じような「ヒバクシャ手帳」が必要なことを訴えられた。
 次に計画の白紙撤回を求める集会宣言を採択し、参加者全員で「NON」と書かれた紙を掲げるパフォーマンスを行った。
 集会終了後、デモ行進した。
 また会場周辺にはマルシェが三十六ブース並んだ。「8・6広島青空式典から9・6山口のヒロシマデーへ連続行動実行委員会」も出店し、「戦争と被ばくを許さない写真展」を行った。昨年、広島青空式典に展示した写真に加え、辺野古の写真も展示した。また朝鮮学校補助金復活の座り込みのビラなども置く。その横で、塗り絵とちょうちん作成のワークショップも開いた。その側に昨年、韓国の青年緑ネットワークから戴いた巨大な風船を展示した。子ども達が風船に抱きついたり、塗り絵やちょうちん作りを楽しんだ。
 安倍政権の「お膝元」、山口から原発政策を阻止する闘いにふさわしい集会となった。



 

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