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■6・11 東京 横田基地反対集会とデモ 横田にもどこにも基地はいらない 六月一一日、東京全労協が呼びかける「米軍基地に反対する実行委員会」主催の「横田基地反対集会・デモ」が一〇〇名以上の結集で行われた。 集会では、大森実行委員長の「ロシア軍によるウクライナ侵略戦争が開始されて以降、横田基地をはじめ全国の米軍基地では軍事訓練が急増し、住民は騒音にさらされている。そして、岸田政権はこの戦争を利用して軍事費増強、改憲を行おうとしている。今日の集会とデモはこうした動きに反対の声を突きつけるものだ」という開会の挨拶から始まった。 横田・基地被害をなくす会から横田基地が自衛隊共用基地としてあることの問題など、横田行動実行委員会からは「ウクライナへの軍事支援と共に日本がミャンマー国軍を支援していることは絶対に許されない」という批判、横田基地の撤去を求める西多摩の会からは「五月に三沢基地からF35が飛んできて四機編成で急上昇急下降の訓練を行った。岩国基地からは空中給油機KC130が来て訓練を行っている」と激しくなる米軍の訓練の実態が暴露された。沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックからは沖縄の現状と共に基地反対闘争つぶしを狙った重要土地規制法に対して闘うと表明があり、沖縄知事選などへの支援が訴えられた。 続いて、岩国愛宕山を守る会と当日練馬駐屯地へのデモを行っていることについてのメッセージ紹介があり、集会参加者は、全国各地の反基地闘争と連帯して共に闘おうとの決意を確認した。更に、参加した東京清掃労組、東京南部全労協、全国一般東京労組から、この戦争体制づくりに向かう中で労働者が闘う意義と決意の表明があった。集会決議とスローガン確認の後、横田基地に向けたデモ行進に出発した。 デモ行進は横田基地の周囲を走る国道一六号線沿いに行われた。ゲート前でいつもは要請文を受け取るはずの自衛隊がいない。自衛隊と米軍へのシュプレヒコールが繰り返された。そして、驚くことに自衛隊はデモ隊を追いかけやってきた。なんと、彼らは米軍によってデモ行進が来るからと門が閉められたために基地内に閉じ込められ受け取りに来られなかったという。外に出せと要求することもできない自衛隊には、デモ参加者はあきれるばかりだった。解散地点でこれからも闘い続ける決意を込めて団結ガンバローをして解散した。 |
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