|
■5・1 北九州 ユニオン北九州が独自メーデー行動 北九州では、ユニオン北九州を中心とした独自のメーデー行動が毎年開催されています。メーデー行動をやり始めた当初は、労働者が参加しやすい土日に行われていましたが、メーデーの意義をしっかり引き継ぐために一昨年から本来の五月一日に開催されています。 ウクライナへの軍事侵攻という情勢の中行われたメーデー行動は、ウクライナ侵略をやめろ、即時停戦、戦争反対を掲げつつ、メーデーの意義と最低賃金全国一律時給一五〇〇円を訴える情宣行動として取り組まれました。 午後一時からJR小倉駅前で始まった行動は、「第九三回メーデー、働く仲間は団結しよう」「ともに生きよう連帯メーデー」「賃金の底上げは最低賃金から」と書かれた横断幕や、「八時間働いて生活できる賃金を」「非正規差別NO」のプラカードが掲げられるなどアピール力は抜群でした。さらに、「二〇二二メーデー、世界中の労働者と連帯し、すべての戦争に反対しよう!」と書かれたメーデービラ、最低賃金ビラ二種類の配布と署名活動も行われ七〇筆を超える署名が集まりました。リレートークでは、ユニオン北九州からだけでなく、平和・労働・人権北九州共闘センター、北九州地区労連の仲間や社民党北九州市議などから、メーデーの意義、最賃、ウクライナ情勢、労働者の現状、闘いへの呼びかけがありました。その後、戸畑駅前、黒崎駅前と移動して午後五時ごろまで行動が続けられました。最後に全員で、「労働者は団結して闘おう」との団結頑張ろうで締めくくられメーデー行動が終了しました。 ユニオン北九州メーデー行動の参加者は三〇名弱と小規模の取り組みでしたが、北九州では連合や地区労連メーデーではなく独自のメーデー行動を取り組む組合は他になく、ユニオン北九州のこの行動は闘う労働運動の前進にとって貴重な闘いになっていて、さらに広げていく必要があります。 また、この日午前中には北九州地区労連メーデーも開催されていましたが、初めて社民党ののぼり旗が立つという画期的な事態がありました。メーデー実行委員会から初めて社民党に来賓要請があり、社民党北九州総支部として発言するという光景がありました。これは、3・11以降の反原発運動、戦争法案反対運動の過程での党派を超えた共同行動の積み重ねがそのような状況を生み出してきたと言えるでしょう。考え方ややり方の違いがあっても運動を前進させていくためには共に行動することも必要だと思います。 |
Copyright (C) 2006, Japan Communist League, All Rights Reserved.