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■1・25 東京 逃げるな、出てこい! サンケン電気 集会に一五〇名が結集 一月二五日に東京・池袋で「逃げるな、出て来い! サンケン電気1・25集会」が開かれた。ほぼ一年ぶりの屋内集会だ。主催は、当該の韓国金属労組慶南(キョンナム)支部韓国サンケン支会、韓国サンケン労組と連帯する埼玉市民の会、韓国サンケン労組を支援する会の三団体。コロナウイルス感染第六波の中で一五〇人以上が参加する会場は満員で立ち見が出た。 七か月以上の不当拘留の末に昨年一二月二七日に保釈された尾澤孝司さんは、権力と資本が結託した今回の不当逮捕を、資本に逆らう者に対する弾圧だと批判し、裁判闘争も含めた韓国サンケン労組闘争の勝利のために闘い続けると決意を述べた。 主催者として支援する会の共同代表と事務局長がこの間の支援行動について話したのに続き、ネットでつないで当該の報告があった。サンケン電気が一九七三年に海外拠点第一号として馬山自由貿易地域に百%子会社の韓国サンケンを設立して以降の労使間の闘いの歴史を振り返り、一昨年の突然の会社清算が労組活動根絶のための偽装廃業であると喝破した。不当解雇撤回・現場復帰闘争が物理的にも精神的にも極めて厳しい条件の中で行われているが、今もこぶしを振り上げ続ける一二人の仲間は毎日手分けをして工場前テント座り込み、五〇〇キロ離れたソウルにあるサンケン営業所や国会、日本大使館・領事館などへの抗議宣伝活動を継続していること、日本の支援の仲間がいるから私たちも存在している、日韓労働者は一つだ、国際連帯が大きな力になっている、という話だった。 埼玉市民の会の行動報告などに続き、最後に三項目の要求を含めた集会決議が採択された。 尾澤さんの裁判闘争は公判前手続きが今も続いていて、公判がいつ開かれるのかまだ確定していない。警察に通報したサンケン電気の社員Sの証言を検察側が拒否し続けているのが最大の原因だ。Sの証言なくして裁判が成り立つわけがない! 昨年五月の不当逮捕の目的と同様、株主でもある尾澤さんが六月の株主総会で発言するのを阻止するためにわざと引き延ばしているとの説が有力だ。法の番犬が法を得手勝手に解釈して使用している。「法治国家」「民主主義」を蹂躙する暴挙だ。万死に値する。 サンケン電気の和田会長と高橋社長は韓国サンケンの偽装廃業と不当解雇を直ちに撤回して労働者を職場に戻せ。そして、労使協定も、五年前の労使間の合意も踏みにじり、かつ、警察・検察と結託して尾澤さんを不当に逮捕・勾留した、この間の過ちを認めて、当該と尾澤さんに謝罪しろ。資本と国家権力の蛮行を粉砕して尾澤さんの無罪を勝ち取ろう。プロレタリア国際主義の旗を掲げて共に闘おう。 |
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