共産主義者同盟(統一委員会)






■政治主張

■各地の闘争

■海外情報

■声明・論評

■主要論文

■綱領・規約

■ENGLISH

■リンク

 

□ホームへ

     6・6 東京

   米軍横田基地反対の集会・デモ、
      一〇〇人が結集!


 
 六月六日午後二時から、米軍横田基地反対集会が、東京都福生市牛浜の福生公園で開催され、一〇〇人が結集した。主催は、東京全労協の公務・民間労組による「二〇二〇米軍基地に反対する実行委員会」で、オスプレイ配備をめぐり、二〇一三年以来今年で八回目の取り組みだ。
 集会の初めに、司会の寺嶋事務局長(東京全労協事務局長)が、開会の挨拶をした。
 「新型感染症蔓延の中でも声を上げ、一人ひとりが手を携えて基地を撤去する、オスプレイを飛ばさせない、平和のうちに国際連帯と人権を掲げ生きていく、こういう世界を取り戻すために、今日の集会を成功させたい」と訴えた。
 主催者を代表して、大森実行委員長(東京全労協議長)が、挨拶をおこなった。
 「コロナウイルスの関係もあって、結集は厳しいかもしれないと思っていましたが、こんなに多くの仲間が今日の集会デモに参加頂きまして、感謝申し上げます。自粛の中で春闘もほとんど取り組めない情況でした。私たちは、米軍基地に反対する実行委員会として、毎年六月に、七年間毎年集会デモをおこなってきました。今こそ私たちの思いや声を出すべきだと痛感してきたところです」。
 「米軍が首都圏・横田に居座り続けている。沖縄米軍基地は、普天間飛行場も一切撤去する姿勢も無い。辺野古新基地建設も来週月曜から工事再開されるようです。米軍基地に反対する闘いは、安倍政権を追い込み打倒していく大きな流れの一つの柱です」。
 「昨年一〇月オスプレイが横田配備され、連日市内上空を飛んでいます。今年から毎月一日一一時から一二時まで横田基地第二ゲート前で反戦の声を上げ続けています。これからも反戦平和、米軍基地撤去、自衛隊の軍事基地撤去にむけてこれからも頑張っていきたいと思います」と語った。
 続いて、連帯の挨拶を五人の方から受けた。
 初めに、第九次横田基地公害訴訟団の福本団長が、「いま最高裁の闘いに入っている。皆さんのご支援に感謝いたします。横田基地の情況を報告したい。沖縄で問題となっている有機フッ素化合物が、東京横田・立川でも検出されている。パラシュート降下訓練、タッチアンドゴーや、ケーブルフックの訓練がおこなわれており、グローバルホーク五機が来ている。タイでのコブラゴールド訓練にオスプレイが行っている。米軍のコロナ感染も少数としか言わない。オスプレイの低空ホバリングは騒音が酷過ぎる。これからも反対の声を上げていきます」と訴えた。
 次に、沖縄一坪反戦地主関東ブロックの大仲さんが、大浦湾軟弱地盤の設計変更申請を強行した沖縄防衛局を弾劾した。
 三番目に、「戦争に協力しない! させない! 練馬アクション」の池田さんが、「治安出動も海外派兵もやめろ! 南西諸島にも練馬にも基地は要らない! 6・13練馬駐屯地デモ」の参加を呼びかけた。
 四番目に、立川自衛隊監視テント村の大洞さんが発言した。
 五番目に、横田基地撤去を求める西多摩の会の鶴田事務局長が、C―130輸送機の超低空訓練拡大と泡消化剤に使われている有機フッ素化合物の汚染問題について明らかにし、「地元の運動を広めていきたい」と訴えた。
 そして、寄せられた連帯メッセージとして、岩国と木更津からの二つを南部全労協・藤村事務局長が紹介した。
 ひとつは、リムピース共同代表・前岩国市議の田村順玄さんが、岩国基地の日本人従業員の感染防止のために、一〇〇人を越える子どもたちが小中学校を強制的に休まされていることを厳しく批判した。
 ふたつは、千葉県木更津市で日米オスプレイの定期機体整備に反対し陸上自衛隊購入のオスプレイ一七機の暫定配備撤回の活動をしている「オスプレイ来るな いらない住民の会」の吉田会長が、「五月二九日防衛省は突然、木更津駐屯地に格納庫の新設、CVオスプレイの整備を視野に検討していることを明らかにしました。いよいよ首都圏は米軍オスプレイ、自衛隊オスプレイ、横田基地CV―22オスプレイと勢ぞろいして、住宅密集地上空を訓練場にして激しい訓練が繰り広げられる。共に頑張りましょう」と訴えるものであった。
 実行委員会参加労組からの決意表明として、全国一般東京労組の松永書記次長と、東京全労協の渡辺書記次長が発言した。
 集会決議文案(別紙参照)を、練馬全労協・真下事務局長が提起して、参加者一同の拍手で採択した。
 集会の最後に、団結ガンバロウを、大森実行委員長がおこない、米軍横田基地西側の第五ゲートから第二ゲートにむけて約一時間のデモに出発した。昨年来の制服機動隊の片側並進規制をものともせず、第二ゲート前では航空自衛隊の担当官に対して、航空総隊司令官と横田基地司令宛の「要請書」を読み上げ手渡した。CV―22オスプレイ横田基地配備撤回と全国オスプレイ飛行訓練即時中止などを求めた。在日米軍兼第五空軍司令官K・B・シュナイダー中将宛「要請書」は、後日に防衛省に出向き米軍に伝達させることにした。福生駅までデモを貫徹して、午後四時には行動を無事終えた。



 

当サイト掲載の文章・写真等の無断転載禁止
Copyright (C) 2006, Japan Communist League, All Rights Reserved.