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     4・18 京都

   共産主義運動の前進を
    共産同関西政治集会を開催



 四月一八日の土曜日、「改憲・海外派兵・排外主義と闘い、共産主義運動の前進を! 4・18共産同関西政治集会」が京都市内で開催された。四月七日に発令されたコロナ緊急事態宣言が一六日に全国に拡大され、会館の臨時休館などで多くの集会が中止を余儀なくされる中であったが、参加者も主催側も最大限の感染防止対策をとっての開催となった。
 まず司会が新型コロナウイルスの世界的な感染爆発のなか、日本でも安倍政権の無策と無責任、自己保身によって、多くの人々が命と生活、人権を脅かされ、失業と無収入の状態に放り出されていること、やるべきことは何もやらず、憲法改悪につながる緊急事態宣言にだけ意欲を燃やす安倍政権を今こそ全人民の総意で打倒しようと訴えて開会した。
 集会プログラムの最初に、関西共産主義運動(KCM)の新開純也さん、釜ヶ崎パトロールの会、関生コミュニスト同志会、アジア共同行動日本連共同代表の瀧川順朗さん、若狭の原発を考える会の木原壯林さんから連帯アピールを受けた。それぞれの発言の中で、このコロナ危機の背景に資本主義の行き詰まりがあり、それはコロナ収束によっても決して回復しないこと、コロナ危機は敵階級にとっても大きな痛打であり、闘いを委縮させるのではなく新しい社会を創り出していくべきこと、排外主義の強まりの中で国際主義を強めることが訴えられ、集会参加者を鼓舞した。
 続いて連帯メッセージが紹介された。海外からは台湾労働党とフィリピン民族民主戦線からメッセージが寄せられた。国内から寄せられた多くの連帯メッセージの中からは、市東さんの農地を強制執行させないため何度でも三里塚に来てくださいという三里塚芝山連合空港反対同盟・事務局員の太郎良陽一さんのメッセージが代読された。
 続いて「このかんの国際階級闘争の経験と私たちの課題」と題する小講演を関西地方委の同志が行った。コロナ問題のなかで私たちが果たすべき任務、米国で広がる社会主義への希望の拡大とその背景にある米国内社会主義・共産主義活動家・革命家の努力の紹介、時間との関係で詳細は割愛されたがギリシャ・シリザ(急進左派連合)の経験をめぐっての問題提起などを通じて、資本主義の「終わりの始まり」ともいえる現代世界の中で資本主義の根底的変革、帝国主義の打倒をめざす革命思想、社会主義・共産主義を現実の労働者人民の闘いの中で復権させていくことが重要だと訴えた。
 会場からの行動提起(大阪市役所前座り込みや梅田デモなど)を受け、本集会に参加できなかった高齢者医療現場で働く同志からのメッセージも紹介して集会は後半に入る。
 フィリピンでの3・8国際女性デーのデモの動画上映、共産同政治集会の統一基調の読み上げ提起に続き、関西地方委員会から二つの当面する課題についての立場が提起された。「すべての原発を廃炉へ」と題した一つ目の提起に立った同志は、原発の災禍は資本主義システムが生み出したもの、資本主義体制を不問にした自然エネルギー転換ではなく、反原発闘争を階級闘争として闘おうと訴えた。二つ目の提起は「在日・滞日外国人との連帯のために」と題して、入管体制を解体し、天皇制下の排外主義と闘い、日本の植民地支配・アジア侵略への謝罪と賠償の実現、民族の諸権利を勝ち取ろう! そのために入管体制下で苦しむ滞日外国人との日常的連帯を強めようと訴えた。
 最後に、関西地方委員会からの決意表明が行われた。コロナ危機で明らかになっている新自由主義の行き詰まりと転換点は安倍の戦争国家づくり、改憲、そして労組等への大弾圧と一体であり、民衆の権利をはく奪する緊急事態宣言と闘うこと、関西地方委は労働運動の組織化、青年・学生の組織化、諸派との共闘の組織化に奮闘し、AWC運動を拡大してきたこと。今年から来年にかけて、維新の会による「大阪都構想」との闘いを強め、京丹後、岩国、沖縄を貫いて米軍基地を撤去し、原発再稼働阻止、オリンピック・パラリンピック反対をともに闘い抜き、共産同統一委員会関西地方委員会に結集することを呼びかけてまとめに代えた。



 

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