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     5月1日 東京

    第九〇回日比谷メーデー

   
     日比谷野音に六〇〇〇名結集
    
       

   
 五月一日、日比谷野外音楽堂で、「第九〇回日比谷メーデー」が、六〇〇〇人を結集してかちとられた。
 メーデーのメインスローガンは「働く者の団結で生活と権利、平和と民主主義を守ろう!」、そしてサブスローガンとして「★九条改憲反対! 辺野古新基地建設阻止! 安倍政権の退陣を! ★なくせ貧困・格差、八時間働けば暮らせる社会を! ★外国人労働者との連帯・共生を! 原発ゼロ社会の実現を!」を掲げた。
 メーデー式典のはじめにインターナショナルを斉唱して、九時五〇分から平賀・中小民間労組懇談会代表が、「八時間労働を要求して闘うメーデーとして第九〇回を迎えた」と開会を宣言した。
 次に、主催者を代表して鎌田・国労東京地本委員長が、「安倍の九条改憲画策、辺野古基地建設強行などの反動政策に対し、福島の怒りと苦悩をともにして、国民生活と権利をかちとるために、官民統一の闘いをすすめよう!」と挨拶した。
 第三に連帯の挨拶を、西川・都労連委員長が、「毎月勤労統計不正はアベノミクスの嘘を暴露した。外国人労働者の使い捨て、まやかしの働き方改革を許さず、人間らしく生きていける共生社会をめざそう!」と訴えた。また統一メーデーをめざして毎年連帯メッセージを交換しているが、代々木メーデー実行委員会から野村氏が「天皇代替わりが騒がれているが、今年はILO創設一〇〇年を迎え、来年は日本初のメーデーから一〇〇年となる。」と全国最賃一律一〇〇〇円の青いTシャツ姿で訴えた。
 第四に来賓として、藤田・東京都産業労働局長と福島瑞穂・社民党参議議員が挨拶をした。
 第五にメッセージ披露として、京都地域メーデー実行委員会のメッセージが代読され、韓国民主労総などからもメッセージが寄せらたことが紹介された。
 第六にアトラクションとして、缶カラ三線の「♪聴け万国の労働者」などが歌われて、式典を盛り上げた。
 後半に入り、第七として闘いの現場から決意表明と訴えが四人からおこなわれた。
 ①非正規労働者として、東京労組・メトロセルビス分会の八人が登壇して、森田さんが「地下鉄駅清掃作業ではパワハラ・セクハラが蔓延しているが、日給一〇〇〇円以上の増額をかちとった。均等待遇を求めてさらに闘う」と発言した。
 ②外国人労働者として、東京南部のフランス出身オリビエさんが「外国人の低賃金の改善を求める、反権力の労組と労働者の使い捨てを許さない。」と訴えた。
 ③反戦平和アピールとして、5・3憲法集会実行委員会の菱山さんが「労働者は社会の主人公、天皇の臣民ではありません。憲法審査会が始まろうとしている、有明防災公園の集会参加を!」と呼びかけた。
 ④争議組合として、全日建関西地区生コン支部の坂田さんが「ストライキをすると民事免責・刑事免責がないという事態、累積逮捕六三名・家宅捜査一三〇カ所におよぶ弾圧がかけられている。(共謀罪弾圧が)全ての市民運動、社会全体に及ぶ危険な時代がせまっている、セメント独占・ゼネコンと闘い産別賃金と労働条件の改善をかちとる」と訴えた。
 最後に、アピール採択をおこない、渡邉・全国全労協議長が「団結ガンバロー」で式典を締めくくった。
 午前一一時過ぎには、日比谷公園から土橋コースと鍛冶橋コースに分かれてデモに出発した。この時間帯には「新天皇即位式」がおこなわれており、皇居に通じる交差点のすべてが乱闘服機動隊の蛇腹式バリケードで封鎖された。今年のメーデーは「天皇代替わり」休日化のために、銀座などの繁華街は人出が少ない。しかしメーデーデモは、「平和の象徴は偽装だ! 戦争と差別の元凶である天皇制を許さないぞ!」の意思を明らかにして闘い抜かれた。




 

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