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     4月29日 東京

    反「昭和の日」

    
立川デモに一五〇名結集
    
       

   
 四月二九日午後、東京都立川市内で、反「昭和の日」立川デモが一五〇名の結集で取り組まれた。「終わりにしよう天皇制!『代替わり』反対ネットワーク(おわてんねっと)」と立川自衛隊監視テント村(立川テント)の共催。
 午後一時過ぎより立川駅近くの緑町公園で集会が開かれた。司会者は「天皇『代替わり』一〇連休攻撃に抗する、『反天WEEK』三日目の行動として本日の行動はある。政府は四月二九日を『昭和の日』、三〇日をアキヒト『退位の日』、五月一日をナルヒト『即位の日』として、天皇三代を『ことほぐ』ために『即位日』を設定したと明言している。私たちはこれに対して、天皇制の戦争責任を忘れない日として本日闘っていきたい。昭和記念公園はヒロヒトの在位五〇年記念事業として、この立川に造られた。二〇〇五年には昭和天皇記念館が公園内に開館した。天皇賛美の施設が密集するこの地において、声を上げていくことに意味がある。政府―権力は『一貫して天皇が平和を願っていた』というイメージ操作の物語を紡ぎ続けている。私たちはこれと真逆の歴史の真実である天皇制の侵略戦争責任を追及し続けていく。警察、右翼による妨害をはねかえして闘おう」と呼びかけた。
 その後、三多摩地域の多くの市民運動活動家が次々に発言した。
 国立市の遠藤良子さんは、八九年のヒロヒト死去―アキヒト即位の過程での、国立市の小中学校における「日の丸・君が代」強制拒否の闘いを振り返った上で、「天皇制は、差別と分断の上にたった融和主義イデオロギーで人びとを支配する装置だ。これを根本的に変えていかなければならない」と語った。
 立川テントの岩下さんは、一九七二年からはじまった自衛隊進駐に対するテント村の闘いの歴史や、昭和記念公園などの天皇制賛美施設に対する闘いの歴史を語った上で、「政府は代替わり儀式を労働者の団結を祝うメーデーにぶつけてきた。これに真っ向から反撃し叩き潰そう。天皇制打倒に向けて、私たちの自由の獲得に向けて、ともに団結して闘いぬこう」と語った。
 最後に、この間の「おわてんねっと」主催集会で歌われている「天皇制はいらないよ」の歌の披露で集会は締めくくられ、参加者はデモに移っていった。
 デモ隊は、自衛隊立川駐屯地前、昭和記念公園を経て、立川駅前へと向かい、「天皇制はいらない!」「天皇即位を祝わない!」などのシュプレヒコールをあげ、沿道の人びとに訴えていった。デモ隊の持つ巨大横断幕や、色とりどりの旗、プラカードに多くの人が足を止め、デモ隊の主張に耳を傾けていた。
 途中、民間右翼ファシストが、口汚い言葉で罵声を浴びせたり、デモ隊への突入を図るなどの妨害行為を何度も繰り返してきたが、デモ隊はこれらを断固として跳ね返し、最後まで力強くデモを貫徹した。




 

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