共産主義者同盟(統一委員会)






■政治主張

■各地の闘争

■海外情報

■声明・論評

■主要論文

■綱領・規約

■ENGLISH

■リンク

 

□ホームへ

     3月6日 東京

     上野でマーチ・イン・マーチ2016

             外国人技能実習制度の撤廃を!


 

 けんり春闘第三波として、三月六日、外国人労働者の権利確立を訴える「マーチ・イン・マーチ2016」が、実行委員会主催のもと恒例のサンバ隊を先頭にしてにぎやかに上野マーチをおこなった。
 上野公園水上音楽堂で開催されたコンサート集会には、多くの外国人労働者と日本人労働者が集まった。外国人労働者による司会で集会は進められた。
 コンサート集会は、ラテンアメリカ労働者が多い神奈川シティユニオンが、チリ革命歌「不屈の民」を歌うことで始まった。NGOの移住労働者と連帯する全国ネットワークは、安倍政権が「オリンピックによる建築業での労働者不足への対応や、経済特区での家事労働者移入を、技能実習生の移入をもって進めようとしている」ことを批判し、「技能実習制度は、人身売買の温床であり、現代の奴隷制度だ」として制度の廃止を訴えた。APFS労働組合は、ビルマの少数民族舞踊を披露し、移住女性を支援する団体は、フィリピン女性によるダンスを披露した。全統一労働組合からは、在日二十五年のガーナ出身の仲間が、太鼓と歌でガーナの音楽を響かせた。また、在日韓国・朝鮮人の女性は、高校無償化政策での朝鮮学校に対する差別政策、在特会らの排外主義扇動を糾弾した。日本人労働者からは、日音響の人々による合唱やJAL不当解雇撤回裁判原告から訴えなどがあった。
 また、司会を務めたクロアチア出身の語学講師は、日本で二十年働いた会社に有給休暇と社会保険を要求したら即解雇され、たたかい抜いた経験を語り、「たたかいは大変だった。しかし、仲間に出会い、わたし自身の尊厳をとり戻すことができた。だから、団結してたたかうことには価値がある」と訴えた。
 最後に団結ガンバローで集会は締めくくられた。
 コンサート集会の後、全員がサンバ隊のドラムを先頭に、上野マーチに繰り出した。にぎわう上野御徒町周辺では、「多民族・多文化共生社会をつくろう!」「解雇するな!」「差別をやめろ!」とシュプレヒコールで訴え、大いに注目を集めた。



 

当サイト掲載の文章・写真等の無断転載禁止
Copyright (C) 2006, Japan Communist League, All Rights Reserved.