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     2月21日 大分

     米軍実弾砲撃訓練を許すな!

         日出生台で抗議行動


 
 二月二十一日、大分県湯布院に近い日出生台(ひじゅうだい)演習場で、米軍の実弾砲撃訓練に抗議するゲート前集会が行われた。
 福岡の航空自衛隊築城基地反対運動に取り組む「平和といのちをみつめる会」など「草の根の会」の呼びかけに応え、地元の日出生台・湯布院の住民のほか、大分市、北九州市、福岡市、広島市から平和団体、労働団体、宗教者、個人など七十人が結集した。
 米軍は沖縄で「県道104号線越え」の実弾演習を行ってきたが、訓練移転により「本土」の自衛隊演習場がある北海道・矢臼別や日出生台などに移動して演習は継続されている。
 今回の日出生台での米軍演習は十一回目となる。沖縄に駐留する米海兵隊によって、百五十五ミリ榴弾(りゅうだん)砲などの実弾砲撃訓練が二月十五日から二十五日の間の九日間にわたり強行された。
 新聞報道によると、米軍は二百人参加し、榴弾砲六門や車両約三十台などが演習場内に運び込まれた。また榴弾砲訓練の部隊とは別に、正体不明の部隊十人が入ったことも明らかにされている。
 集会では、地元で長年にわたり反対運動をしてきた住民が次のように訴えた。「昨年、過去最多の百五十五ミリ榴弾砲の発射弾数を記録した。白リン弾や照明弾の発射数が増え訓練規模が拡大している。米軍はこれまで開催してきた地元説明会を、昨年に続いて今年も実施せず、地元住民に必要な訓練に関する情報を開示していない」ことなどを明らかにした。
 さらに、集会参加者が次々に訓練への抗議と各地の取り組みなど発言した。
 アジア共同行動九州・山口の仲間は、「米韓が三月に合同軍事演習を行い、戦争のための訓練とTHAAD(サード)レーダーの配備を強行しようとしており、戦争の危機を高めている。AWCは国際総会を開催する。アジア人民に連帯して戦争法を許さずたたかおう」と訴えた。
 集会中も、「ドーン」「ドーン」という実弾砲撃訓練の鈍い音がなりつづいていた。
 抗議行動終了後、集会参加者たちは、演習場が見渡せる監視小屋に行き、期間内の砲撃回数を記録したり望遠鏡で監視する状況などを見学して現地行動を終えた。



 

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