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■1月24日 東京 辺野古埋め立て阻止・緊急新宿デモ 辺野古の海を埋め立てるな! デモに650名 一月二十四日午後二時より、新宿アルタ前広場において「辺野古への基地建設を許さない実行委員会」(辺野古実)呼びかけの「辺野古の海を埋め立てるな! 緊急デモ」が行なわれた。 当日は数十年に一度という大寒波により、沖縄で観測史上初の雪が観測されるなど、全国的に厳しい寒さであった。東京・新宿でも、身を切るような寒風が吹きすさぶなか、これまでの新宿緊急デモを上回る六百五十名の労働者、学生、市民が結集した。 午後二時より、本行動は開始された。はじめに、辺野古実の中村さんより、本行動の主旨・目標が提起された。 中村さんは、「海上での阻止行動に参加した仲間が、海上保安官によって首に大ケガを負わされている。陸上においても阻止行動参加者への警視庁機動隊による暴力的排除と不当逮捕が激化している。今沖縄で起きている事態は沖縄の人たちだけの問題ではない。東京はじめ日本に住む人々全体の問題だということを沿道の人たちに訴えていきたい。寒い中ですがにぎやかに明るくデモを最後まで頑張りましょう」と語った。 つづいて、直近に辺野古現地を訪れた仲間より、辺野古現地の連日の激闘の様子が報告された。 さらに、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの仲間は、ウチナーグチであいさつを述べた後、「キャンプ・シュワブ前のたたかいに連動し、東京・新宿から二百年耐用の新基地建設などとんでもない! 沖縄の民意を踏みにじるな! という声を高々とあげ、デモ行進をしましょう」と力強く訴えた。 その後カンパアピールをはさんで、連帯あいさつに移った。戦争させない 9条壊すな! 総がかり行動実行委員会、辺野古・高江を守ろうNGOネットワーク、ストップ辺野古埋め立てキャンペーン、東京東部集会実行委、神奈川県央共闘会議が、つぎつぎに辺野古新基地建設阻止と戦争法制の発動阻止を一体のものとしてたたかう決意を述べた。 「止めよう! 辺野古埋め立て」国会包囲実行委員会からは、二月二十一日の国会大包囲行動が、現在十ヵ所での全国同時アクションとして準備されているとの報告があり、この行動への大結集の呼びかけが行われた。 デモコースについての説明の後、「辺野古の海を埋め立てるな!」「辺野古に基地をつくるな!」などのシュプレヒコールを全体で唱和し、新宿駅を一周するデモに出発した。 デモの途中、埋め立て工事受注業者である大成建設本社ビルに対して、デモ隊はひときわ大きな声で怒りのコールを叩きつけていった。 デモ解散地点付近では、機動隊の不当な規制をはねかえしフランスデモが行なわれた。 この日は宜野湾市長選の投開票日であり、現市長派・自民党らによる徹底した辺野古新基地建設の「争点外し」によって、残念ながら新基地建設反対派候補は落選した。しかし沖縄の辺野古新基地建設反対の民意にはいささかの変化もない。全国の労働者・学生・市民はひきつづき辺野古決戦に全力で決起していこう。 |
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