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■1月11日 東京・山谷 佐藤さん、山岡さん虐殺弾劾! 日雇全協集会に200名結集 一月十一日午前十時より、山谷・玉姫公園にて「佐藤さん虐殺三十一ヵ年・山岡さん虐殺三十ヵ年弾劾・追悼、1・11日雇全協反失業集会」が、約二百名の結集で開催された。 はじめに、天皇主義右翼によって虐殺された佐藤さん、山岡さん虐殺追悼の一分間の黙祷が捧げられた。 次に本集会に結集した支援団体から連帯のあいさつが行われた。 最初に、安倍政権の原発再稼動を阻止するたたかいに取り組みつつ、四十年ちかく山谷越年・越冬へのカンパ活動を続けているたんぽぽ舎は、関西電力高浜原発三号機の再稼働策動が一月二十七日にも策動されている。再稼働を阻止する闘争への結集の呼びかけを中心に発言した。 つづいて、被曝労働を考えるネットワークは、福島第一原発事故の収束作業に従事する労働者や除染労働者に対する労働相談と労働争議を進めているが、それらの背景にある重層的下請け構造に対してはなかなか切り込めていない状況であること。また、虐殺された山岡さんの持っていた国際連帯の観点を改めてふり返り、全世界の仲間と連帯を切り結んでいきたいと表明した。 差別排外主義に反対する連絡会からは、昨年末の元日本軍「慰安婦」問題での日韓政府による欺瞞的「合意」を右から批判する形で、排外主義集団がヘイトスピーチを公然とまき散らしており、これに対するたたかいを進めているという発言があった。 他にも争議団連絡会議、神奈川県労働組合共闘会議、APFS労組、経産省前テントひろばからの連帯アピールがあった。 つづいて東京都内各地の路上で排除攻撃とたたかう、渋谷越冬実、立川さんきゅうハウス、夜回り三鷹から越年・越冬を中心とした活動報告をうけた。 最後に、日雇全協に結集する各寄せ場当該団体などからの決意表明が行なわれた。釜日労、笹島、寿日労、山谷争議団から、越年・越冬闘争の取り組み報告と、安倍政権による辺野古新基地建設攻撃や、原発再稼動攻撃、戦争法制強行成立とのたたかいなど、戦争国家化との対決や、原発・除染労働者や外国人労働者との連帯などが訴えられていった。 とりわけ釜日労から、大阪維新の会による西成特区構想との対決が呼びかけられたことが特徴的であった。これは元大阪市長・橋下の大阪都構想の一環であり、釜ヶ崎労働センターを資本に売り飛ばして商業ビルに換えようとするものだ。これとの対決の中での越冬闘争であったことが報告された。 最後に決意表明した山谷争議団からは、「三十年以上におよぶ日雇全協の歴史の総括を、この一年かけてやりきりたい。山岡さん虐殺から三十年の節目に、もう一度みんなで話し合い、試行錯誤をしながら進んでいきたい。今年も頑張ろう」との発言があった。 集会終了後、隊列を整え、全協各支部などの赤旗を林立させた山谷一周のデモにうってでた。大量の機動隊や公安警察の重弾圧体制をはねのけ、山谷一帯に「ワッショイ! ワッショイ!」の声を轟かせながらデモ隊は進んだ。解散地点付近では、機動隊による不当なデモ規制をはねのけ、ワッショイデモを貫徹した。最後に全体で「団結ガンバロー」を唱和し、集会・デモは終了した。 その後会場を移し、結集した全国寄せ場労働者を中心とした交流会が開催された。 (首都圏学生) |
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