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■12月12日 東京 「安倍たおせ! 反戦実」が講演集会 2015年の闘い振り返り、安倍政権打倒の決意固める 十二月十二日、「戦争法廃止 安倍たおせ! 反戦実行委員会」(以下「安倍たおせ! 反戦実」)は、安倍政権による労働者人民の反対の声を踏みにじった戦争法強行成立後の、反戦・改憲阻止の闘いを見据えて、「戦争法廃止 安倍たおせ! 12・12集会」〈二〇一五年を振り返り、新たな闘いを展望する〉を千駄ヶ谷区民館で開催した。名称を「集団的自衛権法制化阻止 安倍たおせ! 反戦実行委員会」から改め、安倍政権の戦争攻撃と対決する新たな「安倍たおせ! 反戦実」の出発集会である。百八十名の仲間が結集した。 集会は、「戦争法成立後の情勢」と題する東京新聞編集委員・論説委員の半田滋さんの講演と、「安倍たおせ! 反戦実」の戦争法案成立阻止のたたかいを総括しこれからのたたかいの方針を提起する基調報告が基軸であった。 集会の冒頭、専修大学辺野古ゼミが作成した、辺野古のキャンプ・シュワブゲート前での工事関係車両の進入を阻止する座り込み行動のたたかいの映像が上映された。スクラムを組んでゲート前に座り込む人々に対する機動隊の暴力的な強制排除の様子が鮮明だった。 司会による開会宣言と主催者あいさつがあり、半田さんの講演に移った。 講演は前半で、安倍政権が、一昨年七月の集団的自衛権「合憲化」からいかに無理に無理を重ねて戦争法案を強行してきたのかを暴露し、デタラメきわまる国家答弁を批判した。後半では、戦争法の成立を受けて安倍政権が今後進めてくるであろう施策を短期的なものから長期的なものまで具体的に展開していった。短期的なものでは、南スーダンに派兵されている自衛隊による駆けつけ警護の開始、長期的にはアメリカからこれまで以上の自衛隊派兵の要求がなされ、中東の「対テロ」戦争への参戦が想定されること等があげられた。 講演に続いて、基調報告が行なわれた。「安倍たおせ! 反戦実」として総がかり行動の国会前抗議行動に結集し、八月三十日や九月十四日に、警察権力の規制線を突破し国会前を占拠した全人民の先頭で奮闘したことや、第三次安保闘争として巨大な全人民の決起を実現した戦争法案阻止闘争の総括が提起された。また今後の方針として、戦争法の発動と闘う反戦・反基地闘争、沖縄人民に連帯し辺野古新基地建設阻止をたたかうこと等が提起された。 連帯アピールでは、専修大学・辺野古ゼミからゲート前でのたたかいの報告、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックからはこの間の沖縄と安倍政権とのたたかいの情勢、再稼動阻止全国ネットワークは川内原発に続いて再稼動がなされようとしている伊方原発の地元におけるたたかいの報告、フリーター全般労働組合からは接客業に従事する女性たちの労働組合建設と具体的なたたかいの報告を受けた。 集会の最後に、韓国とフィリピンから寄せられた連帯メッセージを全体で確認し、「安倍政権を打倒するぞ」「戦争法の発動阻止」「辺野古新基地建設阻止」のスローガンを全体で唱和して集会を締めくくった。 |
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