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■11月29日 東京 辺野古に基地は造らせない! 日比谷野音の集会に4500人が結集 十一月二十九日、午後一時三十分より、「辺野古に基地は造らせない大集会!」が開催された。主催は「止めよう! 辺野古埋め立て 国会包囲実行委員会」で、協力が「戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会」だ。 会場の日比谷野外音楽堂は、集会開始前には立ち見が出る状態となり、入りきれない人々は会場外にあふれた。集会には四千五百名の人々が結集した。 午後一時三十分に司会より集会開催が宣言された。はじめに、ピースボート共同代表の野平さんが主催者あいさつにたった。沖縄の民意を無視しつづける安倍政権の不法な工事再開、警視庁機動隊導入による弾圧激化を弾劾した。そして「沖縄から基地を無くすことこそが、日本に本当の民主主義・平和主義を作る道だと思ってたたかっていきたい。共にがんばりましょう」と結んだ。 ヘリ基地反対協議会・共同代表の安次富浩さんは、辺野古現地において、機動隊の暴行によって二名が肋骨(ろっこつ)骨折させられ、海上では海保によって胸部打撲を受けた抗議メンバーが何名もでていることを弾劾した。そして「これらの暴力によって、私たち沖縄『県』民の怒りはますます拡がっています。機動隊が京都や大阪からも来るといっています。日本政府と沖縄は真っ向勝負をやっています」、「沖縄のたたかい、戦争法制反対のたたかい、原発再稼動へのたたかい、反TPPのたたかいが結びつき合えば、安倍政権は絶対打倒できます。参院選では統一候補を立て、力をあわせましょう」と発言をしめくくった。 島ぐるみ会議共同代表の高里鈴代さんは「キャンプ・シュワブ内に入講する工事業者は、米軍からの許可書を持っている。アメリカ政府は傍観者のようにしているが、そうではなく実は当事者なんだということを訴えるため(アメリカに)行った」、「バークレー市議会は沖縄の人々を支える素晴らしい決議を出した。多くのアメリカの議員たちに、アメリカは当事者としての責任があるということを伝えてきました」と十一月中旬のアメリカ派遣団としての活動報告を中心に発言した。 司会からのカンパ要請につづき、料理研究家の枝元なほみさん、一橋大学名誉教授の田中宏さんが発言した。 その後リレートークに移り、戦争をさせない1000人委員会、解釈で憲法9条を壊すな! 実行委員会、フォーラム平和・人権・環境、全国労働組合連絡協議会、全国土砂搬出反対連絡会議、東京沖縄県人会などが発言した。各発言とも、戦争法制反対運動と辺野古新基地建設反対運動を一体のものと捉える立場を鮮明にしていたこと。また沖縄人民の島ぐるみ決起に応え、「本土」人民こそ、米軍基地撤去のたたかいに起つべきであることを強調するものであったことが特徴的であった。 最後に行動提起ののち、全体でシュプレヒコールが唱和して集会を終えた。その後新橋、銀座など繁華街へ向けたデモ行進に移った。警視庁機動隊は、デモの隊列を細かく区切る不当な規制をかけてきたが、これに抗議しつつ沿道の人々に辺野古新基地建設絶対反対をアピールした。 この大集会後も、連日のように日帝政府に対する抗議行動が提起されている。沖縄―「本土」貫いて新基地建設を絶対阻止しよう。 |
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