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     11月1日 愛媛

     STOP伊方原発再稼働!

         
集会に県内外から四千人結集


 

 十一月一日、愛媛県松山市堀之内「城山公園やすらぎ広場」において、「STOP伊方原発再稼働!11・1全国集会in松山―福島をくり返さない―」が開催された。主催は「伊方原発をとめる会」である。当日は薄曇りで肌寒かったが県内外から四千人(主催者発表)が集まった。本集会には、AWC九州・山口や愛媛の仲間が闘いに参加した。
 集会前のプレ企画では吉岡斉さん(原子力市民委員会座長、九州大学大学院教授)と広瀬隆さん(ノンフィクション作家)が話され、中村愛媛県知事が伊方三号機の再稼働に同意したことを痛烈に批判した。
 十二時三十分より本集会が開始された。まず、伊方原発をとめる会事務局長の草薙順一さんが挨拶をされ、おしどりマコ・ケンのトークライブにうつる。お二人は東京電力福島第一原発の大事故後、東京から避難する先輩芸人や子どもを避難させる先輩芸人を見て原発について考え始める。東京に住んでいる地の利を活かし、東電の記者会見に足繁く通い続ける。東電の広報や新聞・テレビの記者が交代するなか、今では一番の古株になっている。こうして知った情報を雑誌に載せてもらおうと取材を受けたが、圧力がかかり掲載されない。テレビの出演も局は良いと言っても、広告会社から圧力がかかる。こうした状況は、二〇一三年安倍政権になってからより顕著になったという。「経済のため、国益のためと言いながら、住民を踏みにじるのには、めっちゃ腹が立つ」とマコさんは言われた。そして「歯磨きするように社会のことを考えよう」と提案された。毎日歯磨きをしなければ虫歯になるのと同じで、日頃から社会のことを考えなければ痛い目に遭うというのだ。吉本興業の芸人だけあって話しが面白かった。
 その後、鎌田慧さんや首都圏反原発連合、再稼働阻止全国ネットワークの方々が登壇した。また、医療関係者からは、病院の放射線管理区域の中は飲食禁止、十八歳以下の者の労働を禁止しているが、それより高い線量の所へ住民を帰還させようとしている安倍政権を批判した。
 また福島からの報告として菅野みずえさん(福島・浪江町からの避難者)、根本敬さん(福島県農民連会長)が日常生活を今も奪われている事への怒りが訴えられた。地元からは、伊方原発運転差止訴訟弁護団の中川創太弁護士とSTOP!伊方原発・南予連絡会の方が住民の思いとは逆方向を向いている四国電力や愛媛県知事の状況を話された。
 その他にも衆参の国会議員をはじめ、原発をなくし、自然エネルギーを推進する高知県民連絡会の方がアピールをおこなった。
 最後に、「再稼働推進という国策に、私たちは毅然と立ち向かい、伊方原発三号機の再稼働阻止のために、全力で闘う」という集会決議を採択し、二つのルートに分かれてデモ行進を行った。
 今回、発言者の多くが原発や安保法制、辺野古の強引な作業を一体のものとして批判していたことが特徴的だった。


 

 

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