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■9月12日 東京 2万2千人の大結集で国会を包囲 辺野古埋立て工事再開を阻止しよう 九月十二日午後二時より、「止めよう! 辺野古埋立て 工事再開させない! 辺野古新基地の断念を! 9・12国会包囲行動」が取り組まれた。主催は同実行委。 本年三度目の国会包囲行動であり、一月は七千名、五月は一万五千名の結集と、回を追うごとに参加者が増加している。今回は二万二千名の人民が結集した。 安倍政権は十二日早朝より、ボーリング調査再開を強行した。怒りに燃えた人民は、実行委が呼びかけた青色のものを身に着け、続々と結集した。行動開始前より国会周辺はすでに多くの参加者によって青色一色に染まった。 午後一時三十分より、オープニングとして、「沖縄を返せ」「座り込めここへ」などが参加者で合唱された。その他にもトランペット独奏や、あしびなーずの演奏も行なわれた。 午後二時、司会よりコールが呼びかけられ、集会が開始された。「基地をつくるな! 辺野古につくるな!」「埋め立てやめろ! ボーリング調査やめろ!」など、力強いコールが国会周辺に響き渡った。 はじめに実行委代表より主催者あいさつがあった。まず辺野古現地では当日早朝より、工事再開抗議行動が開始されていることが報告された。そして翁長知事が十四日にも埋め立て取り消し表明をすることを断固支持し、戦争法案強行に突き進む安倍政権退陣まで共にがんばろうと締めくくった。 つづいてリレートークが行なわれた。最初に沖縄からの訴えとして、ヘリ基地反対協議会共同代表の安次富浩さんが登壇した。 安次富氏は、「沖縄への構造的差別そのものである辺野古新基地建設に、非暴力・不服従でたたかう。翁長知事の埋め立て取り消し表明によって、情勢は日本政府とウチナンチューとの全面対決に入った。沖縄の将来はわれわれウチナンチューが決める。安倍政権を打倒しよう」と、力のこもった戦闘的アピールを行った。 他にも、島ぐるみ会議事務局長の玉城義和さん、沖縄選出の野党国会議員や鎌田慧さん、総ががり行動実行委、全労協などが、合間にコールをいれつつ、次々に連帯アピールを行なった。 リレートーク後半では、専修大学辺野古ゼミとSEALDs RYUKYUの学生二団体から発言があった。 専修大学辺野古ゼミの学生は、学生ハンスト実として、八月二十七日から九月二日の約一週間、百四十八時間にわたり、参議院議員会館前でハンスト・座り込み闘争をやり切ったことを報告した。そして、国会包囲行動終了後に、学生ハンスト実の呼びかけで海上保安庁抗議行動に起ちあがることを決意表明した。 その後、全員で「沖縄を返せ」を合唱し、いよいよ国会包囲ヒューマンチェーンが開始された。横の人々と手をつなぎ、上下に動かしながらにコールを唱和し続けた。国会正門前の横断歩道を多くの人々が占拠し、ヒューマンチェーンは何重にも国会を完全包囲したのである。 最後に全員で再度「基地をつくるな! 辺野古につくるな!」などのコールを唱和し、包囲行動を終了した。 その後、学生ハンスト実、辺野古リレーの青年を先頭とする約三百名の参加者は、海上保安庁への抗議行動に起ちあがった。学生ハンスト実の司会のもと、海上や陸上での辺野古新基地建設阻止闘争に参加した仲間たちや、沖縄平和運動センター、辺野古実などが次々と発言にたち、海保の暴虐に対する怒りをたたきつけた。 安倍右翼反動政権に対する人民の実力抵抗闘争こそが勝利の決定的鍵であることはますます鮮明となっている。機動隊の不当な規制をはねのけ人民はたたかいに決起している。 沖縄人民の「島ぐるみ」の抵抗闘争に応える、「本土」でのたたかいを、さらに高揚・発展させていこう。 辺野古決戦と戦争法案阻止を一体のものとしてたたかい抜こう。大衆的な人民の直接行動への立ち上がりを断固支持し、発展させていこう。そしてその先頭でたたかいぬこう。 |
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