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     9月12日 滋賀

    日米合同軍事演習に抗議
  
 
     あいば野集会に600人


 

 今年九月六日から十三日間、滋賀県北部にある饗場野(あいばの)自衛隊演習場および陸上自衛隊今津駐屯地で、十四回目の日米合同軍事演習が強行された。
 この演習の前、七月十六日には、陸自中部方面隊が行った実弾発射訓練において、長さ六センチの実弾が、約三・五キロ離れた民家の屋根を貫通するという重大事故が発生している。
 集団的自衛権の行使と日米軍事同盟の強化を狙う戦争法案が参議院で審議され、各地で廃案の運動が闘われている最中の九月十二日、演習場そばの公園で抗議の「日米合同軍事演習反対!戦争法案廃案!九・一二あいば野集会」が闘われた。集会は「フォーラム平和関西ブロック」と「あいば野に平和を!近畿ネットワーク」が主催し、約六百人が各地から参加した。
 主催者から、近畿ネットワークの野坂昭生代表が「前回の演習(二〇一三年)には、オスプレイが参加した。今回の演習に参加している米軍は、アフガニスタン戦争に何度も参加した部隊であり、その経験を自衛隊と共有しようとするもの。ここに集団的自衛権行使と戦争法の強行成立を目指す安倍政権の狙いが具体的に表れている」と述べ、訓練の即時中止を訴えた。
 集会には、沖縄と京都から米軍基地の地元で反基地運動を闘う仲間が駆けつけ、連帯のあいさつを行った。沖縄からは「沖縄県平和運動センター」の福元勇司副議長が発言し、「キャンプ・シュワブ沖に新基地が建設されれば、それは普天間基地の代替どころではなく、巨大な軍事要塞となってしまう」「沖縄では集団的自衛権の実働化に向けた訓練がすでに進められている」と沖縄の実状を報告し「基地撤去までは長い闘いになるが、連帯して闘っていこう」と訴えた。続いて京都府の北端・京丹後から参加した「米軍基地建設を憂う宇川有志の会」の永井友昭事務局長は、防衛省や行政が事前に地元に約束したことの多くが反故にされ、米軍人・軍属による交通事故がすでに二十件近く発生しているなど、住民の安全・安心が脅かされている状況を報告した。
 参加各団体の決意表明をうけた後、集会決議を採択して集会を終了し、基地周辺をデモ行進した。
 また、集会開始前には、主催団体代表が日米合同軍事演習即刻中止の要望を防衛大臣ほかに宛て申し入れた。



 

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