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     7月7日 千葉

    第三誘導路第20回口頭弁論
  
 
     弁護団 〝国による第三誘導路建設許可は違法〟


 

 七月七日千葉地裁廣谷裁判長のもと、第三誘導路裁判第二十回口頭弁論が開かれた。三十名がかけつけ、反対同盟とともに闘った。弁護団は、国による第三誘導路建設許可が違法であることを主張した。
 反対同盟は二〇一三年十一月、暫定滑走路・誘導路から発生する騒音調査を行い、松井利仁教授に分析してもらった。WHOガイドラインおよび騒音規制評価マニュアルに基づいて行われた調査結果に対し、被告・空港会社は「測定地点が原告らの居住地と離れているので原告らの健康被害とは無関係」、あるいは「ガイドライン値を超える騒音が測定されたとしても、健康被害が生じたことの裏付けにはならない」などと言っている。
 騒音規制法および成田市公害防止条例に関連しても、「地上走行により発生する騒音は規制基準の対象になっていない」などと的外れな反論を行っている。
 弁護団は、「厚木爆音訴訟では、飛行差止命令が出された。成田空港周辺では、厚木の十倍の騒音が生じている。成田空港の滑走路、誘導路の使用差し止めを求める」と、今回の準備書面の要旨を鮮明に主張した。今後、松井教授の意見書を完成させ、憲法十三条・二十五条違反をはじめとして、さらに詳細な第三誘導路の違法性を明らかにしていく予定である。
 閉廷後、弁護士会館において、報告会が開かれた。弁護団は、「航空機騒音については、うるさいことの心理的被害だけでなく、高血圧、心筋梗塞など実際の健康被害が発生していることが、国際的基準になってきている。厚木よりもうるさい成田空港は、当然飛行差し止めにしなければならない。日本国家は反対同盟、市東さんに対し、『非国民だ、出て行け』と言っている。こちらは成田空港に公共性はないとして、五十年にわたり闘い続けている。この闘いを発展させていこう」と呼びかけた。参加した仲間からは、TPP反対、川内原発再稼動反対、辺野古新基地阻止、派遣法改悪反対、戦争法案成立阻止などが訴えられた。反対同盟とともに、農地強奪阻止、戦争法案成立阻止を闘いぬこう。次回は十月一日に開かれる。傍聴闘争にかけつけよう。


 

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