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■5月25日 東京 首相官邸前・内閣府抗議要請行動 国会包囲行動の地平押し拡げる 五月二十五日に、前日の5・24国会包囲ヒューマンチェーンでアピールした声明文を安倍首相へ届けるための官邸前行動がおこなわれた。主催は「5・24国会包囲ヒューマンチェーン」実行委員会だ。 「辺野古新基地建設を止めろ!」と一万五千名もの結集で何重にも国会を包囲した熱気も冷めやらぬ中で、約百五十名が集まった。また、この日は三万五千人以上の大結集でかちとられた5・17沖縄県民大会の決議文を政府へ手交しにきた代表団による政府要請行動への激励・連帯行動ともなった。 集まった人たちを前に、主催者を代表してピース・ボートの野平共同代表が、「沖縄では基地はそもそも奪われた土地であって、その土地を返せと言っている。そう考えれば、普天間基地の代替基地を沖縄で探すという選択肢はまずもってないということが少なくとも明らかになると思う。そのことを日本『本土』で共通の認識としながら今後も闘いを進めていきたい。沖縄の人数を上回る人数で今後も国会包囲を実現させていきたい」と述べた。 続いて、安倍首相へ声明文を手交するため内閣府への申し入れを代表者がおこなうのと並行して、国会包囲を呼びかけ参加した団体から、今後も闘う決意表明を受けた。国会包囲後の海上保安庁への抗議行動や官邸前行動前後にも座り込みをし県民大会代表団を激励した辺野古リレー、宗教者平和ネット、全労協からは5・17沖縄県民大会にも参加した全石油昭和シェル労組、SDCC(ジュゴン保護キャンペーンセンター)、辺野古へカヌーを贈る会、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック、そして国会包囲当日の前段に地域でデモ行進をして参加した練馬から発言があった。 司会の沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの木村事務局長は、「今夏以降にも埋立本体工事着手するとした政府に対して翁長沖縄知事の埋立承認取り消しをはじめとした沖縄の闘いが続く。そのときまた力を結集して沖縄と『本土』で力を合わせ辺野古新基地建設を絶対に阻止する闘いをつくっていきたい」と明らかにした。 その後、官邸前行動に参加した人たちは首相官邸へ向けて何度も「辺野古へ基地をつくるな! 埋め立てをするな!」などと、シュプレヒコールを轟かせた。 |
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