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■3月17日 東京 辺野古埋め立て阻止!東京でも様々な連帯行動 ●〝大成建設は工事をやめろ〟新宿中心街で抗議デモ 三月十七日午後七時、東京は新宿駅東口の駅前で、「大成建設は辺野古の工事をやめろ!」の横断幕が張られた。大成建設といえば、辺野古新基地建設の“仮設工事”を請け負った大手ゼネコンだ。沖縄民衆の意志を百も承知で、仮設とは言え工事を受注した責任は重大である。 大成建設本社への抗議デモを呼びかけたのは、「Stop! 辺野古埋め立てキャンペーン」。今年二月から大成建設へ工事を中止するよう、働きかけを強めている。 デモ出発前に主催者の方が「これまで六回にわたり大成建設に申し入れをしてきたが、『回答する立場にない』と不誠実な態度だった」「今日は沖縄、九州、新潟、名古屋、関西の支社に対し、抗議行動が行なわれている」「辺野古の海にアンダーブロックを落とすな、撤去しろと訴えよう」と挨拶。 続いて社民党の福島瑞穂議員や「辺野古リレー」などから連帯のアピールを受けた後、集まった人々は新宿の街に繰り出した。 「大成建設は工事をやめろ」とリズム良く訴え、沿道の通行人の圧倒的注目を集めながら、大成建設本社が入居するビルに到着。ひときわ大きな声で「辺野古の海を埋めるな」と全体で訴えると、新宿署の警察は不当規制をかけてきたが、参加者は毅然として対応。デモを貫徹した。 ●「辺野古の阻止闘争に応え、東京でもたたかいを!」 この間、辺野古新基地建設阻止に向け、沖縄人民は海上ではカヌー部隊による実力阻止行動、陸上ではキャンプ・シュワブのゲート前を中心に、まさに体を張ったたたかいを展開してきた。 このたたかいに触れた若者たちが中心となり、「沖縄のたたかいに応え、私たちも東京で声を上げよう」と昨年九月に立ち上がったのが「辺野古リレー」というグループだ。 辺野古リレーは、防衛省への独自抗議行動や駅頭での街頭宣伝活動、ハンガーストライキを毎週のように積み重ね、徐々に仲間を拡大してきた。辺野古新基地阻止を掲げる他団体とも連携をとりつつ、今年三月一日には都内で報告会を開催し、沖縄のたたかいに思いを寄せる市民約八十人を集めている。 報告会では、キャンプ・シュワブゲート前での工事車両搬入をめぐる熾烈な闘争、警察や米軍による弾圧の激化という厳しい状況下でも、沖縄人民の圧倒的支持のもと、不屈に、明るくたたかいが継続されていることが報告された。カヌー部隊のメンバー二名が登壇し、“海猿”こと海上保安庁職員による殺人的な弾圧にもかかわらずボーリング調査阻止闘争が果敢に戦われていることもまた、リアルに報告された。インターネット同時中継でゲート前ともつながり、現場との連帯を深めた。 辺野古リレーは今後、安倍政権による「辺野古埋め立て絶対阻止」を掲げて、五月二十四日の「国会包囲ヒューマンチェーン」までの二ヶ月間をたたかおうと呼びかけている。渋谷駅頭で毎週、街頭宣伝を繰り広げること、カンパを集め一人でも多くの仲間を辺野古現地闘争へ派遣することを、具体的な行動提起としている。 こうした戦いを断固支持し、ともに辺野古新基地建設阻止の決戦をたたかおう! |
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