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     3月8日 東京

   マーチ・イン・マーチ2015

     
外国人労働者の権利確立訴えコンサート、銀座マーチ


 

 けんり春闘第二波として、三月八日、外国人労働者の権利確立を訴える「マーチ・イン・マーチ2015」が、実行委員会主催のもと恒例のサンバ隊を先頭にしてにぎやかに銀座マーチをおこなった。
 新橋交通ビルで開催されたコンサート集会には約百五十人が集まった。
 主催者を代表して、けんり春闘全国実行委員会から金澤・全労協議長が、「残業代ゼロ・過労死促進法の国会提案の動きがあるが、全ての労働者の力で立ち向かっていこう」と挨拶した。
 コンサート集会は、①ラテンアメリカ労働者が多い神奈川シティユニオンが、チリ革命歌「不屈の民」を歌った。②全国一般東京南部からクロアチア出身の語学講師が登壇して、日本で二十年働いた会社に有給休暇と社会保険を要求したら即解雇され今闘っていると自己紹介して「ソリダリティはとても重要な言葉」と訴えた。③NGO移住労働者と連帯する全国ネットワークから、「技能実習生ではなく、それなりの準備をして働く人として日本に受け入れるべき」とアピールした。④APFS労働組合は、ビルマの政治難民が多く、ビルマで人気の日本フォークソング「風」をビルマ語で歌った。⑤全統一労働組合からは、在日二十五年のガーナ出身の仲間が「知らなくて保険に入れなかった。仕事でけがをして、組合で労災を教えてもらった。教えてもらったことは周りに伝えていこう」と訴えた。⑥ノレ(歌)の会は、韓国の民衆歌謡「反戦平和の歌」「岩のように」を歌った。⑦ゲストとしてJAL不当解雇撤回裁判原告のキャビンアテンダントから訴えがあり、最後に団結ガンバローで集会を締めくくった。
 コンサート集会の後、全員がサンバ隊のドラムを先頭に、銀座マーチに繰り出した。にぎわう有楽町駅前交差点では、「多民族・多文化共生社会をつくろう!」「解雇するな!」「差別をやめろ!」とシュプレヒコールで訴え、大いに注目を集めた。


 

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