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     2月16日 千葉

   新やぐら裁判、第一回口頭弁論

     
北原事務局長が意見陳述 「やぐらも農地も守り抜く」
    

 

 二月十六日、千葉地裁民事二部・岸日出夫裁判長のもと、新やぐら裁判の第一回口頭弁論が開かれた。四十名が参加し、反対同盟とともに闘った。十三時半の開廷に先立ち、反対同盟・支援は地裁前で、旧やぐら裁判の確認判決を求めるビラまき情宣を行った。旧やぐら裁判とは、市東さんの農地裁判で、反対同盟が建設・所有している四点のやぐら、看板に対し、NAA(成田空港会社)が市東さんの物だとして撤去を求めたことから、反対同盟所有の確認判決を求めた裁判だ。この裁判の中で、NAAは、反対同盟所有であることを認め、反対同盟に対して新たにやぐらの撤去を求める裁判を起こした(新やぐら裁判)。やぐらの所有権に争いがないことから、旧やぐら裁判(廣谷裁判長)は、判決なしの打ち切りにしようとしている(最後の開廷日が三月二十四日の予定)。反対同盟は、確認の利益があるので、確認判決を出すよう求めている。
 NAAは横暴にも、一方で新やぐら裁判を起こしながら、高裁で係争中の農地裁判では、やぐらの撤去を市東さんに求める主張を維持している。NAAの二枚舌を許してはならない。この日の法廷では、NAAが訴状を陳述、反対同盟が答弁書を陳述、反対同盟事務局長北原さんが意見を陳述した。やぐらを、市東さんの農地とともに守りぬくことを力強く訴えた。
 報告会が千葉市内「きぼーる」で開かれた。弁護団は、NAAが追い詰められて新やぐら裁判を起こしたことを暴露し、この裁判を、農地法裁判(高裁)と同様に重視して闘うことを宣言した。はじめから市東さんの耕作地ではなかった、四一番地の九の土地を、「占有を回復したので請求から外す」などというごまかしを許さず、徹底的に追及することを弁護団は明らかにした。そして、三月四日に開かれる高裁第四回裁判で、証人調べを求め、打ち切りを絶対に許さない、と述べた。
 最後に萩原富夫さんが、「第三誘導路裁判、団結街道裁判など、粘り強く闘ってきた。高裁でも、現闘本部裁判の闘いが、農地法裁判の展開に影響を与えている。三月四日、高裁包囲・傍聴闘争に集まってほしい。幅広い市民の結集をめざし、3・29成田現地集会へと上り詰めていこう」と呼びかけた。裁判の後、千葉市街において、農地取り上げに反対する三万人署名活動に取り組んだ。反対同盟とともに、農地死守、改憲阻止の闘いに立ち上がろう。


 

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