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■1月27日 東京 海上保安庁に緊急抗議 辺野古海上での命脅かす不当弾圧を徹底糾弾 一月二十七日、午後六時半より、辺野古への基地建設を許さない実行委員会(辺野古実)の呼びかけで、海上保安庁に対する緊急抗議行動が、およそ三十名の結集でたたかわれた。 沖縄防衛局は一月十五日から浮桟橋を再設置し、新基地工事を強行再開した。 海上保安庁職員による、抗議者に対する暴力的排除が以前にもまして激しくなってきている。 海上においては巡視艇十三隻・ゴムボート三十隻が動員され、抗議する人の頭をつかんで海中に押しつけるなどの暴行が横行し、中には肋骨を折る怪我人までも発生している。 陸上でも、これまでの民間ガードマンを前面にたてた体制に代わり、機動隊が前面にたってきている。 キャンプ・シュワブゲート前の「殺人鉄板」に座り込み、資材搬入阻止の非暴力直接行動を闘う人民に対しては、機動隊による暴力的な排除・弾圧が強行され、救急車で搬送されるレベルのケガ人が続出している。 二十七日午後三時から、沖縄選出の参議院議員、糸数慶子さんとともに、暴力的弾圧を繰り返す海上保安庁への抗議・申入れ行動が行なわれた。 二十七日夕方からの緊急行動は、それを受けて取り組まれた。 冒頭司会者から、抗議のシュプレヒコールが呼びかけられ、参加者全員で唱和。 つづいて、緊急行動に結集した人々からの発言を受ける。 発言は主に、海上保安庁への抗議・申し入れ行動の報告が中心であった。 海保十一管区職員による、海上でのテロ弾圧は、抗議するカヌー隊のみならず、ジャーナリストにまでも及んでいる。 海保は抗議船に無理やり乗りこんで制圧し、映画作成のため撮影をしていた女性に馬乗りになって、カメラを暴力的に奪おうとした。 この一連の暴挙を証明する連続写真入りの記事が、琉球新報によって報道され、人民の怒りがさらに巻き起こっている。 申し入れに対応した海保職員は、この事実についての追及にさえ、「十一管区職員から何の報告も受けていない」などと、極めて不誠実な態度に終始したことが、怒りをもって報告された。 また現在、沖縄のマスコミには海猿によるテロ弾圧への抗議の投書が殺到していること、さらには漁民の反発をも招いていることなどが報告された。 つぎに、翌二十八日、防衛省に対する高江ヘリパッド建設抗議行動が、辺野古実の方よりよびかけられた。 最後に全員で海保に対する抗議のシュプレヒコールを唱和し、抗議行動を終えた。 現在、安倍右翼反動政権には、「オール沖縄」の民意を完全に無視し、むきだしの暴力で、辺野古新基地建設を強行している。 極右・安倍の意を受けた海保=海猿どもは、海上であることを最大限利用し、マスコミなどを排除した上で、非暴力直接抗議活動に対して「安全確保」「安全指導」という名目で、悪逆非道なテロ弾圧を繰り返し行っている。 だがしかし、これらの悪行は良心的ジャーナリストの勇気ある取材活動により、つぎつぎと全人民的に暴露されている。海猿による暴力行為の数々は、いまや沖縄人民の「島ぐるみ」の怒りの火に油を注ぐだけだ。大義は身体を張って闘う民衆の側にこそある。 防衛局の忠実な番犬となった海保への弾劾をさらに強めよう。 二十七日には大型スパッド台船が登場し、本格的に調査強行が始まった。さらに弾圧が強まっていくことは必至である。怯むことなく辺野古現地攻防を先端に、「本土」においても闘いをよりいっそう強めていこう。 (共青同学班協・首都圏) |
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