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■1月24日 東京 川内・高浜原発を再稼働させない! 原発立地住民が決意表明 550の結集で集会・デモ 一月二十四日午後六時から、豊島公会堂において、川内・高浜原発を再稼働させない!東京集会&デモが、五百五十名の結集で開催された。 主催は「さようなら原発」一千万人市民の会であり、司会は女優の木内みどりさんが担った。 最初に呼びかけ人のルポライター・鎌田慧さん、つづいて評論家・佐高信さんより発言を受けた。 つぎに、「川内原発再稼働阻止に向けて」と題して、川内原発増設反対鹿児島県共闘会議事務局長の野呂正和さんからの報告と決意を受けた。 野呂さんは、昨年十一月七日に鹿児島県知事が「(川内原発再稼働は)やむを得ない」と再稼働を容認し、本年春以降にも再稼働がもくろまれていること。しかし原発事故発生の際の避難計画が机上の空論であり、知事自身が「空想的なものは作れるが、機能しない」と発言していることなどの事実を明らかにした。 また知事は、九月県議会において、地元同意は「薩摩川内市と県で十分」と答弁し、地元住民の意見を一切聞くことなく、再稼働第一号となろうとしていることを野呂さんは弾劾し、あきらめずに闘いぬくという決意を語った。 つづいて、原子力発電に反対する福井県民共闘会議事務局長の宮下正一さんより、高浜原発再稼働阻止に向けての報告と決意表明があった。 宮下さんは、一九七六年以来関わり続けてきた、福井県における反原発運動の歴史を自らの経験をもとに語った。 福井県では一九七〇年の日本原電敦賀一号機の営業運転開始以降、次々と原発が建設され、現在では十五機(一機は廃炉作業中)に及ぶ。 さらに福井県は、沸騰水型、加圧水型、新型転換炉、高速増殖炉など、さまざまな種類の原子炉が集中する世界的にも例を見ない地域であり、「原発展示場」「原発銀座」などと評されている。 そのような中で、原発産業に多くの人々が従事しているだけでなく、自治体自身が、原発のもたらす利権構造(原子力ムラ)に深く組み込まれており、地域内で反対の声を上げることが困難な、原発立地における反対運動の厳しさが語られた。 そして川内原発の次にもくろまれている、高浜原発再稼働を阻止するために、市民団体や労働組合、政党などとの共闘を進めていること。何よりも、日本民衆の過半数が「原発はいらいない」という声をあげつづけていること。この世論を背景に闘い続け、声を力にしていこうと訴えた。 最後に、経産省前テントひろばの方よりアピールを受けた。 経産省前を占拠し、原発再稼働阻止闘争の精神的・物理的拠点として、三年(一千二百日)以上にわたり機能している経産省前テントを守るため、2・7集会への結集が呼びかけられた。また、十二月公判での、だまし討ち的な審議打ち切り宣言と、二・二六判決―仮執行宣言による強制撤去策動を許さないために、2・26テントひろば前大集会への結集が呼びかけられた。 最後に司会の方より、翌日の1・25辺野古新基地建設阻止、国会包囲ヒューマン・チェーンへの参加が呼びかけられて集会は終わった。 その後参加者は池袋の繁華街を一周するデモで、原発再稼働阻止を力強くアピールして今闘争を終えた。 (共青同学班協・首都圏) |
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