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     11月11日 東京

   戦争させない・9条壊すな!

     
「安倍やめろ」総がかり国会包囲に七千人
    

 
 
 十一月十一日夕刻、「戦争させない1000人委員会」と「解釈で憲法9条を壊すな! 実行委員会」の共催で、「総がかり国会行動」が取り組まれた。
 七月一日に集団的自衛権「合憲」化の閣議決定を強行した安倍政権だが、戦争反対の世論が高まる中で、戦争立法も日米ガイドライン改定も、安倍が思い描いたようには進んでいない。日銀―黒田が異次元金融緩和の上乗せ緩和を強行しても、アベノミクスによって労働者人民の生活は良くなるどころか、貧困と格差は増すばかりである。多くの労働者が過労死に直面するような長時間労働を強いられている。安倍政権は、労働者派遣法改悪の国会審議を強行している。この状況で、再度の消費増税まで行なえば、労働者人民の怒りは大爆発するだろう。追い詰められた安倍は「解散」をちらつかせて、さらなる強権政治に突き進もうとしている。
 この安倍政権に対して怒りの声を上げようとする人々が、開始時刻の前から、国会周辺に集まってきていた。「川内原発再稼動反対」「労働者派遣法改悪反対」「辺野古新基地建設阻止」「戦争反対」そして「安倍たおせ」と、さまざまなビラがまかれた。アジア共同行動が岩国反基地国際連帯集会を呼びかけ、「辺野古リレー」が「辺野古に行こう!」と呼びかけていた。
 国会周辺を四つのグループが分担して取り囲んだ。国会正門前には市民団体を中心に結集した。高田健さんのアピールから始まり、社民党、共産党、佐高信さん、雨宮処凛さん、落合恵子さん、また、多くの市民団体が次々に発言した。辺野古実の仲間は、辺野古での海保の蛮行を弾劾し、辺野古新基地建設阻止への支援を訴えた。その上で、十六日に迫った沖縄知事選で勝利を勝ち取るべきことを呼びかけた。
 終了予定時刻が近づき、この日の参加者が七千人に達していることが発表された。この取り組みの最後に、「信号が青に変わったら、皆で横断歩道に出て、国会前を包囲する」ことが呼びかけられた。信号はまもなく青に変わったが、警視庁の警察官は横断歩道に出ることを暴力的に阻止してきた。「青信号だ。渡るぞ」の声が上がり、集会参加者と警察官部隊の押し合いになった。押し合いは十分間ほど続いた。最終的に警察側が規制をあきらめ、参加者が旗をふり、横断幕を広げて、「戦争やめろ」「安倍やめろ」とシュプレヒコールをあげながら、国会前の歩道、車道を人民が占拠した。
 街頭から安倍政権を打倒していく闘いは、今冬さらに拡大するだろう。安倍政権こそが、戦争、貧困、排外主義の元凶であることをさらに強く訴え、安倍打倒の全人民闘争を創出していこうではないか。



 

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